先輩社員紹介首都圏第二支店(ドラッグストア) – 2012年入社

お客さまの潜在ニーズを引き出す努力

私は現在、ドラッグストアで活動しています。お客さまからの美容に関するご相談に対して適切なアドバイスを差し上げ、最適な商品やメイク方法をご提案することが主な仕事です。ドラッグストアチャネルの特徴は、幅広い年代のお客さまがさまざまな目的をもってご来店されるという点です。他メーカーの商品、日用品、お薬、雑貨やお菓子というふうにコーセーのカウンターを訪れてくださる方だけではありません。お客さまのご来店の目的はさまざまですので、より多くのお客さまにコーセーの商品をご提案するために、どのようにお声がけをすれば、お客さまの潜在的なニーズを引き出せるかを日々試行錯誤しています。

「あなたから買いたい」と言っていただける喜び

インターネットで簡単に商品を購入できる時代に、お客さまは私たち美容スタッフに何を求めていらっしゃるのかを自分なりに考えました。それは「この美容スタッフに相談したら、きれいになれた」とお客さまが実感できる美容情報や体験だと思います。そう考えるようになったのは、以前コーセーのカウンターにいらっしゃったあるお客さまの言葉があったからです。
ドラッグストアでは、日用品、お薬などさまざまな商品の購入を目的にお客さまがご来店されます。美容スタッフはコーセーの商品だけでなく、お客さまがお探しの商品をその売り場までご案内することもあります。その日も日用品を買いに来られたお客さまをご案内していたところ、「最近、肌の調子がよくないのよね……」と、ぽつりとつぶやかれました。そこで、美容機器を使用して、油分・水分などのお肌の状態を測定器で測り、お客さまに合ったお手入れ方法をお伝えしました。
私にとっては、お客さまに笑顔になっていただくための日常的な対応でしたが、お客さまはとても喜んでくださいました。そして「教えてもらった方法でお手入れしてみるわね。これからはあなたから化粧品を買いたいわ」と、お言葉をいただきました。
私は商品の効果だけでなく、お客さまの立場に立って商品の使い方をお伝えすることで、安心してコーセーの化粧品をお使いいただけるように心がけています。この出来事は「あなただから」とお客さまから認めていただけたようで、今でも強く心に残っています。

年に1度のコンテストは自分のスキルを振り返る機会に

コーセーでは年に一度、全世界の美容スタッフを対象に、メイクアップや接客の技術を競う「グローバルEMBコンテスト」が開催されます。コンテストの内容は美容に関する知識を問われる筆記試験、クレンジングからお客さまのご要望に合わせたメイクアップまでを施す技術、接客の3点で審査・評価します。私は2016年に、世界の約5200名の美容スタッフが参加したこのコンテストで、最終のグローバル大会に進出し、特別賞を受賞することができました。表彰式では、審査員である雑誌の編集長から「雑誌の読者は商品を買うだけでなく、どうしたら化粧品をうまく使えるか、またどうしたらきれいになれるかを常に重視しており、美容スタッフにも使い方の指導や食事面からの提案など、プラスαの情報提供を求めている。あなたはその点に則した接客ができていた」と講評をいただきました。それは私が普段から心がけていることでしたので、自分の仕事への向き合い方が間違っていなかったことを再確認でき、自信につながった瞬間でした。
このコンテストに参加した美容スタッフは個別に評価を受けられるので、自分に足りない点や伸ばしていくべきスキルなどをあらためて確認できる貴重な機会です。私をはじめ、美容スタッフのステップアップへのよい道しるべとなっています。
将来はトレーナー職に就き、商品知識やメイクの技術をはじめ、コーセーの美容スタッフとしての心構えについてもより多くの人に伝えていきたいと考えています。そのためには、商品知識やメイクの技術をさらに高め、現在、入店しているドラッグストアでお客さまお一人おひとりとの出会いを大切にしたいと思っています。なりたい自分の姿は、日常を丁寧に積み重ねていったその先にあると信じています。

就職活動中の学生へのメッセージ

コーセーには「すべての女性にさらなる美しさを。キレイになる感動を」という言葉があります。この「キレイ」は、外見の美しさだけではありません。私は、お客さまがほんの少し口紅をつけただけでパッと笑顔になるように、内面から「キレイ」を引き出すことを心がけています。常にポジティブな雰囲気で、日々刺激を受けながら自分を高めていける環境で、ともに切磋琢磨していける新しい仲間をお待ちしています。

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