

若々しい肌印象のカギを握る、肌のハリ・弾力。しかし「肌にハリ・弾力がある」とはどのような状態なのか、いまいちピンと来ない方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回は肌のハリ・弾力の正体から、ハリが失われる原因、そして弾むような肌印象を目指すためのスキンケアのポイントまで解説。若々しく健やかな印象を育むためのお手入れを、今日から始めてみましょう。
※この記事での「美白」とはメラニンの生成を抑えてシミ・ソバカスを防ぐこと、「エイジングケア」とは年齢に応じたケアを指します
肌のハリ・弾力とは?その仕組みとチェックリスト


まずは肌の「ハリ」「弾力」の正体とその仕組みをおさらい。そして肌のハリ・弾力が低下しているかも?と感じている方のために、簡単なチェックリストもご用意しました。具体的なお手入れ方法を見ていく前に、順に確認していきましょう。
「肌のハリ・弾力」の定義とその仕組み
肌の「ハリ」とは、肌表面がなめらかでキメが整い、ふっくらと張った状態のこと。そして「弾力」とは、肌を押したり変形させたりしたときに、元の状態に戻ろうとする性質を指します。
似たように思える2つの単語ですが、厳密には少し意味が異なるのです。しかし、皮ふの深い層にあたる「真皮」の状態が関係している点は共通点。真皮にはコラーゲンやエラスチンといった繊維成分と、それらの隙間を満たすヒアルロン酸などが存在しています。
網目状に張りめぐらされたコラーゲンが肌の構造を支え、エラスチンがコラーゲン同士をつなぎとめて肌に伸縮性をもたらし、隙間をヒアルロン酸が満たすことでみずみずしさを保っているという構造です。なめらかで弾むような若々しい肌印象は、それぞれがしっかりと機能し互いに支え合うことで成り立っています。
これってハリ・弾力不足?簡易チェックリスト
自分の肌がハリ・弾力不足かどうか、迷う方も多いかもしれません。簡易的なチェックリストを用意しましたので、当てはまる項目がないか確認してみましょう。
<肌のハリ・弾力チェックリスト>
□頬を指で軽く押してから離したときに、戻るまでに時間がかかる
□以前より頬の位置が下がって見える
□肌がなんとなくペタッとして厚みを感じにくい
□化粧水をつけても表面だけがしっとりして中がスカスカな気がする
□朝のメイクのノリが悪くなった
上記はあくまでも目安ですが、複数の項目に心当たりがあるならスキンケアを見直すタイミングかもしれません。以降でお伝えする内容も参考に、お手入れをアップデートしてみてください。
肌の弾力・ハリが低下する原因
ハリ・弾力不足には、年齢による変化や乾燥、紫外線、日々の習慣など、さまざまな要因が潜んでいます。代表的な4つの原因を見ていきましょう。
年齢による肌の変化
年齢を重ねると真皮のコラーゲンやエラスチンは少しずつ減少したり、質が変化したりしていきます。また加齢に伴う女性ホルモン・エストロゲンの減少も、コラーゲンの減少やエラスチンの質の低下を招く一因。特に閉経の前後はエストロゲンが激減するため、ハリ・弾力の変化が顕著になりがちです。
乾燥によるうるおい不足
肌の表面からうるおいが失われると角層がなめらかさを失い、ふっくらとした印象が出にくくなります。また、乾燥は小ジワが目立つ原因にもなり、実際の弾力以上にハリがない印象が強調されることも。ハリ・弾力のある肌印象を目指すには、まず肌をうるおいで満たすことが大切です。
紫外線による影響
紫外線のうち、UVA(紫外線A波)は肌の奥にある真皮にまで届き、コラーゲンなどの繊維成分にダメージをあたえるといわれています。こうした影響が年々積み重なるほどにハリ・弾力不足が顕在化し、最終的にはシワやたるみにつながることも。
喫煙の習慣や無理なダイエットにも注意
喫煙などによって生じる酸化ストレスは、真皮の構造にダメージをあたえる一因に。そのほか、急激なダイエットで皮下脂肪が減り、ハリ・弾力が低下したように見えてしまうこともあります。からだにとっても健康的な生活を送ることが、ハリ・弾力のある肌をキープするための土台になるといえるでしょう。
弾力・ハリのある肌印象を目指すスキンケア方法
原因がわかったところで、今一度見直したいスキンケアのポイントを見ていきましょう。
保湿を強化し、エイジングケア成分を取り入れる
ハリ・弾力のある肌を目指すうえで、何よりも基本となるのは保湿です。化粧水だけでなく乳液やクリームも使い、十分な水分・油分を補いうるおいをキープしましょう。通常のラインよりも保湿を強化していることが一般的な、各ブランドのエイジングケアラインに切り替えるのもおすすめです。下記のような成分にも注目してみてください。
<代表的なエイジングケア成分>
・レチノール:肌にハリをあたえ、ターンオーバーをサポート。シワ改善の有効成分として配合されることも多い
・ナイアシンアミド:レチノールと同様、シワ改善の承認を得た有効成分。バリア機能をサポートする効果や美白効果も期待でき、敏感肌でも比較的使いやすい
・ビタミンC・ビタミンC誘導体:コラーゲンの生成を助け、抗酸化作用にも優れている
・ペプチド類:種類によって働きは異なるが、肌のコンディションやハリを保つために役立つ
また、肌を強くこすると間接的にハリの低下や乾燥につながることがあるため、スキンケアの際には肌にやさしく触れることも意識しましょう。
特に気になる目もとや口もとには部分用美容液・クリームなどをプラス
皮膚が薄くデリケートな目もとや口もとは、エイジングサインが特に目立ちやすいパーツ。部分用の美容液やクリームをプラスすると、よりいきいきとした肌印象に近づけます。塗る際は、力の入りにくい薬指などを使ってやさしくなじませるのがポイントです。
毎日の紫外線対策もマスト
ハリ・弾力の低下を招く紫外線を防ぐためには、UVケアも欠かせません。紫外線は天気や気温、季節にかかわらず降り注いでいるので、年間を通して日やけ止めや日傘、帽子、サングラスなどを取り入れましょう。
まとめ
肌のハリ・弾力は、毎日のケアの積み重ねて育まれるもの。今の肌を丁寧にいたわり続ければ、自分に笑顔で向き合える日が訪れるでしょう。決して年齢を重ねることを恐れず、自分らしくいきいきと弾むような毎日を楽しんでください。


