肌老化の原因とは?正しいエイジングケアで老け見え印象を防止しよう

肌老化の原因とは?正しいエイジングケアで老け見え印象を防止しよう

加齢とともに、肌が老化するのは当たり前と思っていませんか?年齢にあらがうことは難しいのが現実ですが、「肌老化」は単に年齢を重ねるだけで起きるわけではありません。誰にでも起こりえる「肌老化」の原因と対策を知り、年相応の美しい肌を維持しましょう。

※この記事での「エイジングケア」とは年齢に応じたケア、「美白」とはメラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐことを指します

肌老化の原因と特徴

肌老化の原因とは?正しいエイジングケアで老け見え印象を防止しよう

肌老化の原因とは?正しいエイジングケアで老け見え印象を防止しよう

年齢を重ねるとともに現れる「肌老化」ですが、その状態はさまざま。加齢に伴うさまざまな現象によって、いわゆる「肌老化」という状態につながっています。「肌老化」の主な原因と、引き起こされるトラブルの例を見ていきましょう。

紫外線による光老化

肌老化の原因としてもっとも大きい要素を占めるのは、紫外線による「光老化」。UV-A・UV-B・UV-Cの3種類がある紫外線のうち、UV-A(紫外線A波)には肌のハリや弾力を支えるコラーゲン・エラスチンを変性させる性質があり、肌の土台を弱めて乾燥・たるみ・シワなどを引き起こします。

UV-Aによる影響は、長年かけて肌にじわじわと蓄積されてくのが厄介。年齢を重ねるほど紫外線を浴びた時間が長くなるので、加齢とともに現象が目に見え始めます。

ちなみに、紫外線と聞くとイメージしやすいシミはUV-Bによるもの。メラニンが過剰に作られ、シミとなって肌表面に現れます。シミはあるけれどたるみなどはまだ気にならないという方も、後からエイジング悩みが増える可能性があると言えるでしょう。

加齢による糖化

加齢により、肌内部ではコラーゲン・エラスチンなどのタンパク質が糖と結びつく「糖化」という現象が起きやすい状態に。「AGEs」という物質が発生し、黄ぐすみやたるみ・シワにつながると考えられています。

糖化は年齢を重ねるにつれて起こりやすい現象ではありますが、糖分が多い食事や飲酒、喫煙、紫外線なども関係しています。若いころから偏った食事を摂ることが多かったり、喫煙や飲酒の習慣があったり、無防備な状態で紫外線に当たる機会が多かったりした場合、より糖化現象が早く出ることも考えられるでしょう。

誤ったスキンケア方法、肌に合わない化粧品

良かれと思って行っていたスキンケア方法や、肌に合わない化粧品の使用も、間接的に肌老化を加速させている可能性があります。

強い力でパッティングしたり、量をケチって使っていたり、メーカーの推奨方法とは異なるオリジナルの方法で使ったりしませんか?心当たりがあったら、次の章を参考にケアを見直してみましょう。

肌老化対策には正しいエイジングケアを

年をとらないことは避けられない以上、肌老化が起きてしまうのはある程度仕方のないこと。しかし、正しいエイジングケア=年齢に応じたお手入れを取り入れることで、年齢を感じさせない若々しい印象を目指すことはできます。具体的なケア方法を解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。

肌老化対策はいつから・何歳から始めるべき?

エイジングケアは、気づいたときが始めどき。まだ肌の老化を感じていない方でも、未来のために早く始めるに越したことはありません。肌の変化を感じていたものの、これまで何もしてこなかった・・・という方も、ぜひ今日できることから始めてみましょう。

肌に合う化粧品を選び、正しく使う

時間とともに変化する肌に合わせ、そのときどきに合うアイテムや方法を調整していくことが大切です。同じ化粧品をずっと使っていたり、使い方を変えていなかったりしませんか?この機会に、今の自分の肌に合っているかを見直してみましょう。

例えば、乾燥が気になるならセラミドやヒアルロン酸、コラーゲンなどの保湿成分が入ったアイテムを選ぶのがおすすめ。もし化粧水と乳液のみ、もしくはオールインワンゲルなどで済ませているなら、美容液やクリームの導入を検討してみるのもよいでしょう。

シミやそばかすを防ぎたいなら、コウジ酸・ビタミンC誘導体・アルブチン・トラネキサム酸などの美白有効成分が入ったラインに切り替えを。すでにできてしまったシワをケアしたいなら、レチノールやナイアシンアミドなどの「シワを改善する」効果が認められた医薬部外品をチェックしてみてください。

またどの化粧品も、メーカーが推奨する使い方に従うことも大切です。指定された量や方法を改めて確認し、丁寧に使いましょう。

紫外線対策を徹底する

先にお伝えした通り、肌老化の原因を大きく占めるのは紫外線による光老化。乾燥・シワ・たるみ・シミなど、あらゆる肌トラブルの引き金になるため、日焼け止めや日傘・衣類などを活用し、紫外線を徹底的に防ぎましょう。

紫外線は雨や曇り、秋冬でも地上に降り注いでいます。また、シワやたるみを引き起こすUV-Aは窓ガラスさえも通過すると言われているので、晴れた日や夏だけ・外出する日だけなどではなく、365日、かつ家にいる日でも軽く日焼け止めを塗ることをおすすめします。

生活習慣も改善しよう

すこやかな肌の土台は健康なからだ。睡眠や食事を見直し、心もからだも、そして肌も整えましょう。

睡眠中に分泌される成長ホルモンは、全身の細胞を修復して疲労を軽減すると言われています。睡眠が不足するとターンオーバーが乱れ、肌だけでなく全身に不調をきたすことも。時間だけでなく「質」を意識し、熟睡できる環境づくりに努めましょう。

食事は、さまざまな栄養素をバランスよく摂ることが何よりも重要。食事が偏りがちな方は、一品ものではなく定食メニューにするのも一手です。

どんな栄養素もまんべんなく摂ることを前提にしつつ、不足しがちな以下の栄養素を積極的に取り入れてみてください。
・体づくりの基礎となるタンパク質
・抗酸化作用があるビタミンA・C・E
・加齢に伴い失われがちな女性ホルモン・エストロゲンに似た働きをする大豆イソフラボン など

まとめ

叶うならずっと若いままの肌を維持したいものですが、避けるのが難しい肌老化。時間は戻せませんが、適切なエイジングケアを取り入れることで、フレッシュな印象を目指すことはできます。スキンケアと暮らしの習慣を振り返り、できることから改善を始めてみませんか。