

ふと、自分の肌を見て「なんだか顔色が悪い」「肌がどんよりして見える」と感じたことはありませんか。その正体は、もしかしたら「乾燥くすみ」かもしれません。その名の通り乾燥が引き起こす「くすみ」は、メイクのりを悪くしたり疲れた印象に見せてしまったりと、さまざまなデメリットが生じます。この記事では、乾燥によって肌がくすんで見える仕組みや原因を解説し、乾燥くすみを対策するためのスキンケアのポイントを解説。明るく透明感のある肌を目指すための参考にしてみてください。
※この記事での「浸透」は角層までを指します
「乾燥くすみ」とは?
肌がくすんで見える仕組みと原因


そもそも、なぜ肌が乾燥するとくすんで見えるのでしょうか。まずそのメカニズムと、考えられる主な原因を見ていきましょう。簡単なチェックリストも用意しましたので、肌状態の確認に役立ててみてください。
乾燥によって肌がくすんで見える仕組みと、乾燥の主な原因
肌の一番外側にある角層(角質層)は、本来であれば水分をたっぷり含み、なめらかに整った状態を保っています。ところが、何かしらの原因で肌が乾燥して角層の水分量が低下すると、肌表面に凹凸を生む原因に。肌の表面で光が均一に反射せず、透明感のないくすんだ印象につながってしまいます。
肌が乾燥するとバリア機能が低下するため、外部刺激の影響を受けやすくなり、さらに水分が蒸発しやすい悪循環に陥ってしまうことも。肌が乾燥する原因は、下記の通り実にさまざまです。
<肌が乾燥する主な原因>
・外気の乾燥
・不適切なスキンケア
・紫外線ダメージ
・摩擦
・生活習慣の乱れ
・睡眠不足や偏った食事
・過度なストレス
・加齢
・ホルモンバランスの乱れ
スキンケアでは乾燥対策を見直しつつ、その他にも落とし穴がないか生活を振り返ることが大切といえます。
「乾燥くすみ」チェックリスト
肌がくすんでいる気がしても、その原因が「乾燥」かどうかはいまいち判断がつきにくいもの。「肌の色が均一でなく、どんよりとくすんで見える」という状態と合わせて、下記のような乾燥のサインがあるか確認してみましょう。
◻︎洗顔後に肌がつっぱるような感覚がある
◻︎時間が経つとかさつきや粉ふきが気になる
◻︎手のひらで頬を軽く押さえたときに弾力を感じにくい
◻︎キメが乱れてざらついている
◻︎いつも使っている化粧水がなかなか肌になじまない
「乾燥くすみかも」と思ったら、次の章でご紹介する方法も参考に、毎日のスキンケアを見直してみてください。
乾燥くすみを防ぐために大切なスキンケア
乾燥くすみの対策で大切なのは、いうまでもなく徹底した「保湿」です。単にうるおいを補いあたえるだけでなく、しっかりとキープできるケアを意識しましょう。
落としすぎないクレンジング・洗顔を意識
スキンケアの基礎となる「落とすケア」では、必要なうるおいまで奪わないことが鉄則です。メイクやよごれをしっかり落とそうとするあまり、洗浄力の強すぎるアイテムを使ったりゴシゴシと強い力でこすったりすると、角層が傷ついてバリア機能が低下し、乾燥が悪化する原因になります。
摩擦は乾燥を加速させるため、クレンジング・洗顔時ともに強い力でこすらないようにしましょう。また熱すぎるお湯は必要な皮脂まで洗い流してしまい、冷たすぎる水ではよごれが落ちにくいため、すすぐ際はぬるま湯を使うのもポイントです。
クレンジングの種類は、メイクの濃さに合わせるのがベター。一般的なナチュラルメイクであればジェルタイプなどが無難ですが、植物油が多く配合されたオイルタイプも選択肢になるでしょう。すすぐ前にきちんと乳化させると、摩擦を減らしながらよごれをすっきり落とせます。
洗顔料は、肌のうるおいを守りながらやさしくよごれを落とせる、アミノ酸系の洗浄成分を使用したものがおすすめ。摩擦が起きないようによく泡立て、手ではなく泡で洗う感覚を大切にしましょう。泡立てが億劫に感じるなら、最初から泡で出てくるタイプを選ぶのも手です。
洗顔後はすぐに化粧水でうるおいチャージ
洗顔後やお風呂上がりの肌からは水分が瞬く間に蒸発していくため、できるだけ早いタイミングで化粧水を使い、水分を補いましょう。肌に合う化粧水を見つけ、推奨されている適量をきちんと使うことを意識してください。肌が特に乾燥していると感じるときは一度で終わらせず、二度づけ・三度づけするのも効果的です。
そしてクレンジングや洗顔と同様、肌を擦らないことも重要。強い力でパッティングするのは避け、肌を包み込むようにやさしくハンドプレスするようになじませましょう。
美容液で肌悩みに合わせたケアをプラス
化粧水で土台となる水分をあたえたら、保湿に特化した美容液をプラスしましょう。セラミドやヒアルロン酸といった肌に存在する保湿成分のほか、肌の水分保持能を改善する効果が認められた有効成分、ライスパワー®︎No.11が配合されたものは特におすすめです。
美容液は化粧水と乳液の間に使うタイプが一般的ですが、乾燥くすみとともに浸透の悪さを感じているならブースタータイプも選択肢に。洗顔後すぐに使うことで肌をやわらげ、その後に使うスキンケアの浸透をサポートしてくれます。
乳液・クリームでうるおいを守る
化粧水や美容液であたえたうるおいが蒸発しないよう、最後には油分を含む乳液もしくはクリームでふたをしましょう。乾燥が特に気になるときは、いずれかだけでなく乳液・クリームを重ね使いすることで、よりうるおいを保ちやすくなります。
しかしべたつくからといって量を減らしてしまうと、せっかくの保湿効果も半減しかねません。自分にとって、適量を快適に使えるテクスチャーの乳液・クリームを選ぶことも大切です。それでもベタつきが気になるなら、肌になじませた後に軽くティッシュオフするのもよいでしょう。
紫外線対策は一年を通して行う
紫外線は肌の水分を奪い、乾燥を進行させる要因のひとつです。さらに紫外線による刺激は肌のバリア機能を乱し、うるおいを保つ力そのものを低下させてしまいます。
紫外線というと夏をイメージしがちですが、実際には季節を問わず一年中降り注いでいるため、曇りの日や室内で過ごす日であっても油断は禁物。日やけ止めだけでなく日傘や帽子なども活用し、年間を通してUVケアを心がけましょう。
乾燥だけじゃない?その他のくすみと必要なケア
くすみを引き起こすのは乾燥だけではありません。最後に「乾燥くすみ」以外の代表的なくすみのタイプと、それぞれに必要なケアの方向性を簡単にご紹介します。
角質肥厚によるくすみ
肌のターンオーバーが乱れると、本来はがれ落ちるはずの古い角質が肌表面に溜まり、厚く硬くなってしまうことも。「角質肥厚」と呼ばれるこの状態になると、肌表面にフィルターがかかったようにくすんでしまいます。摩擦を避けながら適度に古い角質を取り去り、しっかりと保湿することが大切です。
糖化による黄ぐすみ
体内で余分な糖とたんぱく質が結びつくことで生まれる「糖化」も、くすみの一因です。糖化が進むと肌の弾力を支えるたんぱく質が変性し、黄みがかったくすみとしてあらわれてしまいます。タバコやお酒などの嗜好品はなるべく控え、健康的な生活習慣を意識しましょう。
血行不良による青くすみ
冷えや睡眠不足、姿勢の悪さなどによって血行が滞ると、肌の色が青白くくすんで見えることがあります。血液の流れが悪くなると肌に十分な酸素や栄養が届きにくくなるため、適度に運動をしたり湯船に浸かったり、やさしくマッサージしたりするとよいでしょう。
メラニンの蓄積による茶ぐすみ
紫外線や摩擦などの刺激によって肌の中でメラニンが過剰に作られ、排出しきれずに蓄積すると、茶色っぽいくすみになることも。日々のUVケアに加えて、摩擦を避けるやさしいスキンケアを積み重ねることが、茶ぐすみ対策の基本です。
まとめ
秋冬になると特に気になる乾燥くすみ。鏡を見るとつい落ち込んでしまうかもしれませんが、保湿を意識した丁寧なスキンケアで十分に対策できます。肌が乾燥しはじめた兆しを感じたら、本格的なくすみとして肌にあらわれる前に保湿を強化してみてください。うるおいを丁寧に補い、透明感のある健やかな印象の肌を保ちましょう。


