乾燥肌対策してる?カサカサ肌予防に気を付けたいポイント

乾燥肌対策してる?カサカサ肌予防に気を付けたいポイント

肌のうるおいが失われたカサカサ肌が気になる方は、乾燥肌対策が足りていないのかもしれません。そもそも乾燥肌になると、どのような症状が現れるのでしょうか。ここでは乾燥肌の症状や肌の状態をお伝えするとともに、うるおいのある肌を取り戻すための具体的な対策方法をご紹介します。

カサつき、かゆみ…乾燥肌の症状ってどんなものがある?

乾燥肌対策してる?カサカサ肌予防に気を付けたいポイント

乾燥肌対策してる?カサカサ肌予防に気を付けたいポイント

乾燥肌は、できるだけ早く対策することが大切です。乾燥肌に早く気づくために、その症状を確認しておきましょう。

カサつき

肌が乾燥した状態では、肌内部の水分が減少しているためカサつきます。肌に触れるとカサカサしたりザラついたりと、触り心地が悪くなるのです。反対に、うるおいのある肌は、しっとりとモチモチしています。

かゆみ

肌が乾燥するとバリア機能が低下するため、健康な肌であれば刺激にならないものが原因でかゆみが起こります。肌をかくと、さらにバリア機能が低下してかゆみが起こりやすくなります。

粉吹き

粉吹きの正体は、衣類との摩擦や肌をかくなどの行為で剥がれた角層細胞です。肌のもっとも外側にある角層は、角層細胞が積み重なり、その間を細胞間脂質が埋めています。乾燥した肌は、細胞間脂質や水分が減少しているため、角層細胞がはがれやすくなるのです。

乾燥肌のとき、肌内部はどうなっている?

乾燥肌対策してる?カサカサ肌予防に気を付けたいポイント

乾燥肌対策してる?カサカサ肌予防に気を付けたいポイント

乾燥肌の場合、肌内部にどのような変化が起きているのか詳しくみていきましょう。

肌内部の保湿成分や皮脂量が低下している

乾燥した肌は、角層細胞の間を埋めている細胞間脂質や角層細胞に含まれる天然保湿因子などが減少しています。そうすると角層細胞同士をつなぎとめる力が弱まり、肌の水分や脂質が蒸発して乾燥しやすくなります。

また乾燥した肌は皮脂の分泌も減少する傾向にあります。皮脂は、肌に膜をはることで外部刺激から肌を守り水分の蒸発を防ぐ役割を果たしているため、減少すると肌の乾燥を招くのです。

バリア機能が低下している

肌は健康な角層が持つバリア機能によって、外部刺激から守られています。しかし角層細胞の間を埋めている細胞間脂質や角層細胞に含まれる天然保湿因子が減少するとバリア機能が低下して、少しの刺激でも肌がダメージを受けるようになるのです。

放置するとさらに悪化する可能性がある

肌のバリア機能が低下すると肌内部の水分や脂質が逃げやすくなるため、放置すると乾燥がさらに悪化する可能性があります。間違った乾燥肌対策を続けると、いつまで経っても乾燥肌が改善せず、カサつきや粉吹き、かゆみなどの症状に悩まされがちになるのです。

乾燥肌対策としてできることは?

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乾燥肌対策してる?カサカサ肌予防に気を付けたいポイント

乾燥肌の対策は、体の外側と内側の両方からアプローチすることが大切です。乾燥肌を改善するための対策方法を詳しくみていきましょう。

保湿ケアをしっかりする

保湿ケアは、洗顔後すぐに行いましょう。時間が経つと肌の水分が失われて乾燥が加速します。

保湿ケアは、化粧水、美容液、乳液、クリームの順に行います。

まずは化粧水で肌にうるおいを与えましょう。ヒアルロン酸やセラミドなど、肌のうるおいを保つ成分を補給することで、乾燥しにくい肌へと導くことができます。続いて美容液で保湿成分をさらに補給するのもよいでしょう。

美容液は肌の悩みにあわせて使い分ける必要があるため、保湿目的の場合はヒアルロン酸やセラミド、コラーゲンなどが含まれたものがおすすめです。化粧水と美容液で水分や保湿成分を補給したら、乳液で油分を補給しましょう。

皮脂の働きを助けて、肌のバリア機能を高めることが期待できます。また目や口の周りなど乾燥が気になる部位にはクリームを塗ってください。額や頬など、皮脂の分泌が多い部位に塗るとべたつくためクリームは部分使いすることが基本です。

食事のバランスを気を付ける

食事のバランスに注意して、さまざまな栄養素を不足させないことも大切です。肌はターンオーバーとよばれる生まれ変わりのサイクルが正常に行われていることで、うるおいを保ちやすくなります。ターンオーバーには、タンパク質やビタミン、ミネラルなど、さまざまな栄養素が必要です。

タンパク質は肉や魚、卵、大豆類、ビタミンは野菜や果物全般、ミネラルは魚介類や肉類などに豊富に含まれています。これらの食べ物をできるだけ偏りなく食べることで、肌の健康を保ちやすくなるのです。

睡眠をしっかりとる

睡眠不足が続いて肌が荒れやすくなる方は多いのではないでしょうか。これは睡眠不足によって肌の修復や再生の効率が悪くなるためです。睡眠をとるとき、深い眠りのノンレム睡眠と、浅い眠りのレム睡眠を繰り返しています。このうちノンレム睡眠のときに肌の修復や再生を促す成長ホルモンが多く分泌されるため、眠りが浅くて夜間に何度も目覚める人には肌トラブルが起こりやすいのです。

睡眠不足を防ぐため、1日6時間は睡眠時間を確保しましょう。睡眠の質を高めるために適度な室温と湿度に調整したり、寝る前にテレビやスマホなどによる光刺激を避けたりすることが大切です。

エアコンの風対策をする

エアコンの風が肌に直接あたると、肌の水分が奪われてしまいます。エアコンの風に直接あたらないように送風口の向きを調節しましょう。またエアコンをつけると湿度が下がって肌が乾燥しやすくなるため、加湿器を併用することが大切です。

湿度と気温にあわせて加湿のON・OFFを自動で切り替えてくれる加湿器がおすすめです。

まとめ

乾燥肌は、肌の水分や脂質が失われてバリア機能が低下している状態です。放置すると乾燥がますます悪化し、かゆみやカサつき、粉吹きなどの症状が強くなる可能性があります。日々の保湿ケアだけではなく、栄養バランスのとれた食事や十分な睡眠なども心がけ、効率よく肌の乾燥をケアしましょう。