乾燥肌・脂性肌・混合肌…肌タイプの違いやそれぞれのスキンケア方法について

乾燥肌・脂性肌・混合肌…肌タイプの違いやそれぞれのスキンケア方法について

毎日、洗顔と保湿ケアをしているのに肌の調子が悪い方は、肌タイプにあったスキンケアができていない可能性があります。肌には、乾燥肌や脂性肌、混合肌など、さまざまな種類があるため、自分の肌タイプを知ることが大切です。ここでは肌タイプの違いと、それぞれにあったスキンケアの方法について詳しくご紹介します。

乾燥肌・脂性肌・混合肌…肌タイプの違いとは?

乾燥肌・脂性肌・混合肌…肌タイプの違いやそれぞれのスキンケア方法について

乾燥肌・脂性肌・混合肌…肌タイプの違いやそれぞれのスキンケア方法について

肌タイプ(肌質)とは、肌の水分と皮脂のバランスによって分類できる肌のタイプのことです。乾燥肌と脂性肌、混合肌、普通肌の違いを詳しくみていきましょう。

乾燥肌

乾燥肌は水分と油分の両方が少なくて、肌のバリア機能が低下している肌タイプです。肌は、水分と油分のバランスが整っていることで外部刺激に強くなります。乾燥肌は水分と油分の両方が少ないため、バリア機能が大きく低下しており、小さな刺激で簡単に肌トラブルがおこります。

脂性肌(オイリー肌)

脂性肌(オイリー肌)は、水分の量が適度か多めで、油分が過剰な肌タイプです。肌にうるおいと弾力はありますが、皮脂が過剰に分泌されているためベタつきます。毛穴に過剰な皮脂がつまる「黒ずみ毛穴」の原因にもなります。

混合肌(インナードライ)

混合肌(インナードライ)は水分が少なく油分が過剰な肌タイプです。全体的もしくは部分的にカサつき、ゴワつきがあり、毛穴の開きが目立ちます。

普通肌

普通肌は水分が適量か多めで油分が適量な肌タイプです。肌が適度にうるおっていて、キメも細かく、やわらかい触り心地です。皮脂の分泌が適量のため、毛穴の開きは目立ちません。

肌タイプがわからない…その見分け方について

乾燥肌・脂性肌・混合肌…肌タイプの違いやそれぞれのスキンケア方法について

乾燥肌・脂性肌・混合肌…肌タイプの違いやそれぞれのスキンケア方法について

肌タイプの種類を理解できても、自分の肌タイプがわからなければ適切なスキンケアはできません。洗顔後、10~20分ほど置いた状態での肌タイプを確認しましょう。肌タイプの見分け方は次のとおりです。

皮脂が過剰でメイクが崩れがちな人のチェック方法

皮脂が過剰に分泌されるとメイクが短時間で崩れます。皮脂が過剰な肌タイプは「脂性肌(オイリー肌)」と「混合肌(インナードライ)」です。肌タイプをチェックする前に「テカり」と「ツヤ」の見分け方を確認しましょう。

テカりが気になるところに触れて皮脂がつくなら「テカり」、皮脂がつかない場合は「ツヤ」です。

肌にテカりとゴワつきの両方がある場合は「混合肌(インナードライ)」、テカりのみの場合は「脂性肌(オイリー肌)」と考えられます。

乾燥を感じている人のチェック方法

肌の皮むけやつっぱり感など、乾燥を感じている方はベースメイクの状態を確認しましょう。次の項目に1つでも当てはまる場合は「乾燥肌」と考えられます。

・朝のスキンケア直後よりもツヤがなくて、つっぱり感や小じわが目立つ
・ベースメイクが落ちている部分がある
・ベースメイクを重ねづけしても肌に密着しない

ベースメイクが崩れておらず、肌がやわらかくて適度なツヤがある場合は、「普通肌」と考えられます。

肌タイプ別!それぞれのスキンケア方法

乾燥肌・脂性肌・混合肌…肌タイプの違いやそれぞれのスキンケア方法について

乾燥肌・脂性肌・混合肌…肌タイプの違いやそれぞれのスキンケア方法について

肌タイプの特徴と原因を踏まえ、適したスキンケアを実践しましょう。乾燥肌、脂性肌(オイリー肌)、混合肌(インナードライ)、普通肌それぞれの特徴と原因、適したスキンケアの方法をご紹介します。

乾燥肌

乾燥肌は、皮脂と水分の両方が少ない肌で、間違った洗顔や肌の摩擦、紫外線のダメージ、空気の乾燥などが原因です。皮脂の分泌が少ないため、皮脂を過剰に洗い流さないようにぬるま湯で洗顔しましょう。乾燥がひどいところは、ピーリング剤で角質ケアをして肌のターンオーバーを整えてください。

脂性肌(オイリー肌)

脂性肌(オイリー肌)は皮脂の分泌が過剰な肌で、ホルモンバランスの乱れや皮脂腺が大きいことが原因です。過剰な皮脂が毛穴につまることで、黒ずみやニキビに悩まされる方が少なくありません。

脂性肌(オイリー肌)だと、皮脂をしっかり洗い流そうとして洗浄力が強すぎる洗顔料を使ったり、熱い湯で洗顔したりしがちです。皮脂を過剰に洗い流すと肌が乾燥するため、基本の洗顔を守って皮脂を適度に洗い流す必要があります。

手のひらで洗顔料を泡立てて、円を描くように優しく丁寧に洗いましょう。それでも洗い上がりがベタつく場合は、洗顔料の見直しが必要です。洗浄力が少しだけ強い洗顔料に変更して様子をみてください。

また皮脂の過剰分泌を改善するために、十分な睡眠やストレスケアなどでホルモンバランスを整えることも意識しましょう。

混合肌(インナードライ)

混合肌(インナードライ)は肌にテカりがあり洗顔後につっぱります。原因は空気の乾燥や紫外線のダメージ、ホルモンバランスの乱れなどです。テカりがある部位には脂浮きを抑える美容液を使い、そのほかの部位は化粧水や乳液で保湿しましょう。

季節によって、「乾燥やテカりがおこる部位」と「症状の強さ」が異なるため、自分の肌をよく観察してみてください。

普通肌

普通肌は水分と油分のバランスに優れた肌です。バリア機能が整っているため、小さな刺激では肌トラブルがおこりません。他の肌タイプの方は、普通肌になるべく近づけるようにスキンケアをしましょう。

普通肌の方は、基本の洗顔と保湿ケアを続けることで健やかな肌をキープできます。ただし季節の関係やエアコンの使用などで肌が乾燥する場合があります。乾燥や皮脂の過剰分泌などがおきたときはケアの方法を変えましょう。

乾燥しているところには「クリーム」、皮脂が多いところに油分を抑える「美容液」を塗ってください。

まとめ

肌タイプには、乾燥肌、脂性肌(オイリー肌)、混合肌(インナードライ)、普通肌があります。まずは自分の肌質をチェックして、適したスキンケアの方法を知ることが大切です。肌質は季節や環境、生活習慣などで変化します。できるだけ普通肌に近づけるように、適切なスキンケアを続けましょう。