

涙のようなしずく型に伸びて見えたり、毛穴同士がつながって溝のように見えたりする「たるみ毛穴」。よごれによる詰まり毛穴や皮脂による開き毛穴とは異なり、肌のハリ不足によって生じるため、大人世代に多い肌悩みのひとつです。この記事では、そんな「たるみ毛穴」の特徴を改めて確認し、スキンケアで対策するためのポイントを解説します。
たるみ毛穴とは?
特徴や原因、その他の毛穴悩みとの違い


まずは、たるみ毛穴の原因や特徴を知っておきましょう。ほかの毛穴悩みの特徴も解説しますので、「これって本当にたるみ毛穴?」と思っている方はぜひ参考にしてみてください。
たるみ毛穴の特徴・原因
たるみ毛穴とは、肌のハリや弾力が低下することで縦に伸びたり、しずくのような楕円形に広がって見えたりする毛穴の状態を指します。気になる部分の肌を指で軽く斜め上に引っ張ってみたときに、毛穴が目立ちにくくなる場合はたるみ毛穴の可能性あり。目の下から鼻の脇、そしてほおの高い部分に多く見られるのも特徴です。
加齢や紫外線ダメージなどによって肌内部のコラーゲンやエラスチンといった弾力を支える成分が減少すると、毛穴を含む肌全体が重力の影響を受けやすくなります。また、肌が乾燥している状態が続くとハリが低下し、結果としてたるみにつながってしまうことも。
たるみ以外の毛穴悩みもチェック
毛穴の目立ちが気になるものの、本当にたるみ毛穴か判断に迷うこともあるかもしれません。毛穴トラブルの主なタイプを、ここで簡単におさらいしておきましょう。
角栓による「詰まり毛穴」
過剰な皮脂と古い角質が混ざり合って毛穴に詰まり、白っぽい角栓となって毛穴をふさいでいる状態です。ぽつぽつとした凹凸として肌表面にあらわれ、触れるとざらつきが気になります。放置すると酸化し、いわゆる「黒ずみ毛穴」に発展してしまうため、早めのお手入れが大切です。
皮脂による「開き毛穴」
過剰に分泌された皮脂に毛穴が押し広げられて、開いたまま目立っている状態。皮脂の分泌が活発になりやすい思春期のTゾーンに見られることが多く、丸く開いた形状が特徴です。
メラニン・産毛などによる「黒ずみ毛穴」
紫外線による刺激でメラニンが毛穴周辺に蓄積すると、黒っぽく見える原因に。また、産毛が角栓の中に詰まってしまった場合も、毛穴が黒ずんで見えることがあります。
クレーター
ニキビなどの炎症によって肌の内部組織がダメージを受けた後、うまく修復できないと毛穴部分がクレーターのようにへこんでしまうことがあります。一度できてしまうとセルフケアでの改善は難しいため、医療機関への相談が必要です。
たるみ毛穴に悩む前に意識したいスキンケア
原因を知ったところでさっそく対策したいところですが、実は市販のスキンケアアイテムは「たるみ」の予防や改善を謳うことはできないのが現状です。しかしたるみ毛穴が生じるメカニズムを理解していれば、できることはいくつかあります。たるみ毛穴に悩む前の、「ハリが低下してきたかも」と感じる段階で特に意識したいスキンケアのポイントをご紹介します。
毎日の保湿ケアを見直し、ハリを意識したお手入れを取り入れる
まず見直したいのが保湿ケアです。肌がうるおいで満たされていれば、肌表面がふっくらとして毛穴が目立ちにくくなります。化粧水・乳液での基本のケアを見直したうえで、美容液やクリームでハリを意識した成分を取り入れるのもいいでしょう。下記のような成分が配合されているか、成分表示をチェックしてみてください。
◾️保湿成分:ライスパワー®︎No.11・ヒアルロン酸・セラミド類など
◾️ハリ:レチノール・ナイアシンアミド・ペプチド類など
どのステップでも肌をこすらない
摩擦による刺激は肌内部の弾力を支える組織にダメージをあたえ、たるみを進行させる要因になり得ます。クレンジングや洗顔時はもちろん、化粧水をなじませるときなど、スキンケアのあらゆる場面で、肌をこすらないように気をつけましょう。
紫外線対策を一年中続ける
紫外線は肌内部のコラーゲンやエラスチンにダメージをあたえ、肌のハリを低下させる大きな要因のひとつです。ハリが失われると毛穴を支える力も弱まり、たるみ毛穴も進行しやすくなるため、一年を通して日やけ止めを取り入れましょう。外出時だけでなく、室内で過ごす日も忘れずに。適量をきちんと使うことや、汗をかいた際にこまめに塗り直すことも意識してみてください。
スキンケア以外のたるみ毛穴対策
たるみをスキンケアだけで対策するのはなかなか難しいもの。より効率よく対策したいなら、スキンケア以外の習慣にも目を向けてみてください。
睡眠の見直し
肌のダメージは、睡眠中に分泌される成長ホルモンによって修復されます。睡眠不足が続くとからだだけでなく肌の代謝も乱れ、結果としてハリ不足に陥ることも。睡眠時間を確保するだけでなく、深く眠れた感覚が得られるかどうかも大切なので、日々の睡眠環境を見直してみましょう。
表情筋トレーニング
顔の表情筋が衰えると肌を内側から支える力が弱まり、たるみが進行しやすくなるといわれています。表情筋を意識的に動かすトレーニングを、継続しやすい範囲で日々のケアに取り入れてみるとよいでしょう。
食事・栄養の工夫
バランスの取れた食事を意識しつつ、肌の弾力を支えるコラーゲンの生成にかかわるたんぱく質やビタミンCなどを積極的に補いましょう。特定の食品だけに偏るのではなく、日々の食生活全体を見直す意識を持つことが大切です。
適度な運動や筋トレ
適度な運動は、肌の代謝にもよい影響をあたえます。全身の血流を促すウォーキングやジョギングなどの軽い有酸素運動のほか、全身の筋肉量を保つ無酸素運動(筋力トレーニング)も有効。それぞれにメリットがあるので、無理なく続けられる種目を少しずつ日常に取り入れましょう。運動の時間を確保するのが難しい場合も、階段を多く使うなどの工夫をしてみてください。
まとめ
肌のハリという土台が揺らぐことで生まれる「たるみ毛穴」。保湿やUVケアなどのスキンケアを見直しつつ、日常生活にまで目を向けることが解決への糸口になります。悩みが深刻化する前に、将来への投資としてのお手入れを心がけましょう。


