

仕事や家事、育児などで慌ただしい日々を送っていると、無意識のうちにストレスが溜まっていくもの。そんな毎日の中で、心を整えるために見直したいのがスキンケアの時間です。今回は、そんな「心が整う美容ルーティーン」の考え方や実践法をご紹介します。毎朝・毎夜のスキンケア時間を、肌だけでなく心も整えるために活用してみませんか?
「心を整える美容」が注目される理由


美容といえば、肌をきれいにする・見た目を整えることが主目的。しかし最近では、肌に触れることや見た目を美しく整えることが、心にもよい影響を及ぼすことが知られています。まずは、その理由やメカニズムを知っておきましょう。
ストレスが肌にあたえる影響
ただでさえ仕事や家事、育児などで疲労が蓄積するなか、SNSで絶え間なく流れてくる情報や、さまざまなネットニュースなどを目にする機会が増えた昨今。知らず知らずのうちに受けたストレスは、全身に多様な影響をあたえています。
ストレスを受けると、「ストレスホルモン」と呼ばれるコルチゾールが過剰に分泌され、肌のバリア機能が低下。乾燥やかゆみ、赤みなどの肌トラブルの一因になります。またストレスが原因で睡眠の質・量が低下したり、血流が乱れたりすると、くすみやクマ、肌荒れなどにもつながりかねません。
スキンケアの時間が「自分と向き合う」時間に
「ストレス」と聞くと、趣味の時間を楽しんだり体を動かしたりして発散させるイメージを抱きがちですが、毎日のスキンケアで自分と向き合う時間を確保することも、心を整える立派な手段のひとつです。
肌を自身の手で触ることは、ストレスによる交感神経系の活動をやわらげ、危機感や不安感を抑制する効果があるとされています。また、同じスキンケアアイテムを長期愛用することで愛着意識が生まれ、安心感を得られるという事実も。
そしてストレスリリーフのためには、いまここで起きていることに意識を向ける「マインドフルネス」の考え方も大事です。気に入っている基礎化粧品のみずみずしさや香り、肌あたりなどを感じながら、呼吸に意識を向けて肌の調子を確認することは、気分を整え、気持ちをリセットする手段のひとつになりえるでしょう。
【基本】自分を“整える”朝晩の美容ルーティンのポイント
朝晩のスキンケアで、自分を“整える”ために意識したいポイントをご紹介します。
深呼吸しながら、手とテクスチャーを意識したお手入れを
まず意識したいのは、「深呼吸」をしながらスキンケアをすること。鼻からゆっくりと息を吸い込み口からゆっくり吐き出すだけで、心が落ち着きやすくなります。同時に、手と肌、そしてスキンケアアイテムのテクスチャーに意識を向けましょう。ただ塗り広げるのではなく、手のひらの温もりを感じながら「丁寧に触れる」「テクスチャーを楽しむ」という行為が、肌を整えながら心を思いやることにつながります。
「落とすケア」はスイッチを切り替える儀式
洗顔やクレンジングなどの「落とすケア」は、心のスイッチを切り替える大切な儀式です。朝の洗顔は、起き抜けの肌をリセットして心にスイッチを入れるきっかけに。きめ細かな泡に肌が包まれる感触を味わいながら、ゆっくりと洗い上げましょう。
夜のクレンジングと洗顔は、積み重なったストレスや疲れを洗い流して、心のスイッチをやさしく落とすきっかけに。クレンジング料をメイクと丁寧になじませながら、洗顔料の泡で頑張った自分をやさしくいたわり、今日あった出来事を頭の中でそっと手放すイメージを持ってみてください。
香りを活用して気持ちをオンオフ
スキンケアで肌を整えるためには、香りを活用するのも手。香りがあると呼吸が深まり、心も体も自然と落ち着きやすくなります。
気分をシャキッとさせてスイッチを入れたい朝には、みずみずしいフローラルの香りや清々しいグリーン系、爽やかな柑橘系の香りがぴったりです。心を落ち着かせたい夜には、深みのあるウッディな香り、落ち着いたハーバル系がおすすめ。定番のラベンダーも、心身の緊張をほどくために役立ちます。
【+α】朝晩の美容ルーティンにプラスしたいこと
基本のルーティンに加え、朝晩それぞれにプラスしたい習慣をご提案します。
【朝】朝食は必須。軽い運動で代謝をUP
朝食は、脳と身体のエネルギーを補充し、1日の代謝を上げるために一般的には必要です。忙しくても、少しでも食べる習慣をつけましょう。
またヨガやストレッチなど、軽い運動を取り入れるのもおすすめです。血行がよくなり肌にも栄養や酸素が行き渡ることで、くすみやむくみの改善にもつながります。運動自体にストレス解消効果も期待でき、一石二鳥。時間を確保するのが難しい場合でも、通勤時に少し多めに歩くようにするなど、できることから始めてみてはいかがでしょうか。
【夜】お風呂でゆったりリラックス。睡眠環境にも着目
夜は38〜40℃程度のぬるめのお湯にゆっくり浸かり、全身の緊張をほぐしましょう。香りのよいバスソルトやアロマオイル、入浴剤を取り入れると、より副交感神経が優位になりやすくなります。お風呂上がりには、体を保湿したりマッサージを行ったりするのもおすすめです。
そして心と体を整えるためには、良質な睡眠も欠かせません。眠る前には部屋の明かりを徐々に落とし、スマートフォンなどのブルーライトを発する機器を観すぎないように気をつけましょう。必要に応じて、自分に合った寝具や寝巻きを見直すことも検討してみてください。
まとめ
忙しく情報過多な現代社会では、ストレスと上手に向き合うことが大切です。そのために役立つのが、「マインドフルネス」の考え方を取り入れたスキンケア。日々の美容ルーティンも、意識次第で立派なセルフケアに変わります。忙しい毎日だからこそ、朝夜のスキンケアタイムを「心のリセット時間」として活用してみませんか?


