クレンジングオイルとは?種類や選び方、乳化のポイントなど正しい使い方を解説

クレンジングオイルとは?種類や選び方、乳化のポイントなど正しい使い方を解説

数あるクレンジングの中で、もっともメジャーといえるオイルタイプ。定番であるがゆえに、細かい種類の違いやそれぞれの選び方、使い方をいまいち理解できていないという方も多いのでは?

豊富な選択肢から自分に合ったものを選んで正しく使うために、クレンジングオイルにまつわるあれこれをおさらいしましょう。

クレンジングオイルとは?

クレンジングオイルとは?種類や選び方、乳化のポイントなど正しい使い方を解説

クレンジングオイルとは?種類や選び方、乳化のポイントなど正しい使い方を解説

クレンジングオイルとは、その名の通り液体オイルを主体としたクレンジングの種類を指します。製品によって多少違いはあるものの、いずれも高い洗浄力が特徴。濃いメイクはもちろん、角栓などの毛穴よごれを落としたいときにも重宝されています。

クレンジングオイルは主に3種類

クレンジングオイルは、メインで配合されているオイルの種類によって主に3つに分類できます。それぞれの具体的な成分名や、特長を見ていきましょう。

炭化水素油系

さっぱりとした洗い上がりが特長。比較的安価なので、手頃さを重視したい方も手に取りやすいでしょう。

代表的な炭化水素油

ミネラルオイル(鉱物油)、イソヘキサデカン、水添ポリイソブテン、スクワランなど

エステル油系

メイク浮きが早く、スピーディにメイクをオフできます。ぬるつきが残りにくく、使い勝手も良好。炭化水素油系や油脂系と組み合わせて配合されることもあります。

代表的なエステル油

パルミチン酸エチルヘキシル、パルミチン酸イソプロピル、エチルヘキサン酸セチル、ミリスチン酸イソプロピル、トリエチルヘキサノインなど

油脂系

洗浄力がやや穏やかなぶん、しっとりと洗い上がるのが何よりの強み。構造が人の皮脂と近いためなじみがよく、肌をやわらげるはたらきが期待できます。

代表的な油脂

オリーブ果実油、ホホバ種子油、ヒマワリ種子油、メドウフォーム油、マカデミア種子油、アルガニアスピノサ核油、トウモロコシ胚芽油、コメヌカ油など

乳化が要!クレンジングオイルの基本的な使い方&注意点

理想のクレンジングオイルを見つけたら、使い方もマスターしておきたいところ。正しい使い方と注意点を、手順に沿って解説していきます。

手を清潔にする

手には目に見えない雑菌がたくさん付着しています。思わぬ肌トラブルを防ぐためにも、クレンジングの前には一度手を洗って清潔にしておきましょう。洗った後は手を拭き、乾いた状態でクレンジングオイルを手にとります。

必要に応じてポイントメイクリムーバーを使う

クレンジングオイルは比較的洗浄力が高いので、ポイントメイクまで落とせてしまう製品も多くあります。しかしウォータープルーフのマスカラやアイライナー、大粒のラメやグリッターが入ったアイカラー、何度も重ね塗りしたティントリップなどは、クレンジングオイルだけで落とそうとすると肌に負担がかかることも。

通常のナチュラルメイク程度であれば必要ない場合もありますが、いつもよりしっかりメイクをした日や落ちにくいアイテムを使った日は、可能な限りあらかじめポイントメイクリムーバーを使いましょう。

適量のクレンジングオイルを手にとる

使用量が少ないとメイクがなかなか落ちず、またよくのびずに手と肌の間のクッションがなくなってしまい、肌への摩擦につながります。とはいえ量が多すぎると、洗い流しに時間がかかってしまうことも。

パッケージなどで推奨されている使用量を確認し、「適量」を守りましょう。もし説明書きがない場合は500円玉大、ポンプタイプなら2~3プッシュを目安にしてみてください。

短時間でなじませ、メイクを浮かせる

手に取ったクレンジングオイルを顔におき、徐々になじませていきます。なじませる時間が長すぎると肌に負担がかかるので、摩擦に気を付けながら手早く、かつ丁寧に行いましょう。

クレンジングオイルは質感がサラッとしている分、摩擦が起きやすい傾向にあります。メイクだけでなく、角栓などまで落としたいからといって強くこすったり長くなじませたりすると、乾燥やキメの乱れといった肌トラブルにつながります。強くこすらなくてもよごれをしっかり落とせる洗浄力の高さを信じ、力任せに使うのは控えましょう。

少量のぬるま湯で乳化させる

クレンジングオイルを使うときの最大のポイントは、洗い流す前に「乳化」をさせること。オイルを顔全体にのばしてメイクとよくなじませたら、少量のぬるま湯を手に取って顔に少しずつなじませていきましょう。

ぬるま湯とオイルがなじんで白っぽくなり、指先の感触がふっと軽くなったら「乳化」した合図。乳化を行わないままいきなりすすいでもなかなか落ちず、ぬるつきが増してしまいます。肌への負担とメイク落ちに差が出るので、必ずひと手間かけましょう。

ぬるま湯でしっかりすすぐ

メイクとクレンジングオイルがしっかりなじみ、乳化できたら十分にすすぎます。冷たい水はよごれが落ちにくく、熱すぎるお湯は皮脂を奪いすぎてしまう可能性もあるため、ぬるま湯がベスト。髪の生え際やあごまわりなど、すすぎ残しが起きやすいフェイスラインはとくに念入りにすすいでください。

清潔なタオルで拭く

すすぎが終わったら、清潔なタオルで水気をふきとって完了。ごしごし擦るのではなく、タオルに水気を吸わせるようなイメージで、やさしく行いましょう。

また同じタオルをずっと使っていると、毛羽立ちやごわつきが生じてしまうもの。肌へのやさしさを考慮し、定期的に買い替えることも検討してみてください。フェイスケア用の使い捨てタオル(ペーパー)を導入するのもおすすめです。

まとめ

クレンジングオイルには主に3種類あるので、自分に合うものを見つけましょう。メイクや肌の状態に合わせて使い分けられるよう、いくつかを常備しておくのもおすすめです。乳化をはじめとした正しい使い方ができているか、この機会にぜひ確認してみてください。