化粧品の使用期限とは?知っておきたい表示のルール・保管方法・実践のポイント

化粧品の使用期限とは?知っておきたい表示のルール・保管方法・実践のポイント

「毎日使っている化粧品は、いつまで使えるんだろう?」と疑問に思ったことはありませんか?今回は、化粧品の使用期限に関する法律上のルールから、アイテム別の期限の目安、劣化のサインの見分け方、そして化粧品を長持ちさせる保管方法まで解説。大切な化粧品を、最後まで気持ちよく使うための情報をお届けします。

化粧品に使用期限の表示がない理由とは?

化粧品の使用期限とは?知っておきたい表示のルール・保管方法・実践のポイント

化粧品の使用期限とは?知っておきたい表示のルール・保管方法・実践のポイント

実は化粧品には使用期限は存在しますが、全ての製品に記載されているわけではありません。医薬品医療機器等法(旧題名:薬事法)では、製造後3年以内で変質する化粧品を除き、使用期限を表示する必要はないとされているためです。使用期限を表示していない製品が大半なのは、一般的にこの条件を満たす製品が多いため。つまり化粧品の使用期限は、「未開封の状態で3年間」という解釈が成り立ちます。

裏を返せば、3年以内に品質が変化する恐れがある化粧品は、使用期限や製造日の表示が必要ということになります。保存料を最小限に抑えた防腐剤無添加のコスメやオーガニックコスメなどには、期限が記載されていることも珍しくありません。

また、海外の化粧品はルールが異なります。例えばEU(欧州連合)では、耐用期限が30か月未満の製品には最短の使用期限を、30か月以上の場合は開封後の使用可能期間を表記するのがルールです。日本国内の基本規則を知った上で、例外となるケースや海外のルールも把握しておくと、管理に役立つでしょう。

【アイテム別】開封後の使用期限目安

未開封の場合は3年間品質を保持できることが大半ですが、開封後の使用期限は別枠で考える必要があります。目安となる開封後の使用期限を、アイテムごとに解説します。

基礎化粧品、リキッド・クリーム状のメイクアイテムは6ヶ月

化粧水・乳液・美容液・クリームなどの基礎化粧品や、口紅やグロス、クリームチークなどのリキッド・クリーム状のメイクアイテムは、開封後6ヶ月ほどが使い切りの目安。水分を多く含むため、空気や雑菌に触れることで成分が劣化しやすくなります。

パウダータイプのメイクアイテムは1年

フェイスパウダーやパウダータイプのファンデーション、アイカラーやチーク、ペンシルアイライナーやアイブロウなどの使用期限は、水分が少ないため比較的長持ちします。開封後は1年ほどを目安に使い切りましょう。ただし、使用するパフやスポンジ、ブラシなどを清潔に保つことを意識してください。

マスカラ、リキッドアイライナーは3ヶ月

デリケートな目もとに直接使うリキッドタイプのアイテムは、3ヶ月ほどでの使い切りがベター。使用するたびにブラシを出し入れするマスカラ、粘膜などの繊細な部位に使うこともあるアイライナーは、涙や汗などによる雑菌の繁殖リスクが高めです。まだ残っていても、3ヶ月ほどで新しいものに買い換えることをおすすめします。

化粧品の使用期限切れのサイン

上記の使用期限の目安を超えていなくても、見た目や感触に変化があったら要注意。下記のような変化に気づいたら、期限内でも使用を中止しましょう。

色の変化

白いクリームが明らかに黄色くなった、透き通った液体が濁り始めた、リップの色がくすんでいるなど

においの変化

油臭い・酸っぱい・カビ臭いなどの異臭があるなど

テクスチャーの変化

粘度が増して/減っている、あぶらっぽくなっている、分離しているなど

また見た目に問題がなくても、使用時に肌に異常を感じた場合は使用を控えましょう。肌が敏感になっている可能性もありますが、化粧品自体が劣化している可能性も否めません。状態をよく確認し、不安を感じたら継続使用は控えてください。

化粧品を長持ちさせる保管・使用のコツ

せっかく購入した化粧品をよい状態で長く使うためには、保管方法や使い方に気をつけましょう。いくつかのポイントやアイデアをご紹介します。

冷暗所で保管する

開封前後問わず、温度・湿度が大きく変化する環境で保管し続けるのはNG。特に直射日光が当たる窓際や冷暖房器具のそば、高温多湿な浴室内での保管は避けましょう。例えば夏に冷蔵庫で冷やしていた化粧水を、秋になったら常温に戻すといったこともおすすめできません。

清潔なスパチュラを使う

手には見えない雑菌が付着しています。ジャー入りのクリームやジェルなどの場合、容器内に直接手を入れず、清潔なスパチュラを使いましょう。スパチュラも定期的に洗浄し、清潔な状態を保つことが重要です。

使用後はフタをすぐ閉める

空気に触れて酸化が起きるのを防ぐため、使用後は速やかにフタを閉めましょう。容器の口に中身が付着した場合も、清潔なティッシュなどで拭き取ることをおすすめします。

開封日を記録しておく

使用期限を守ろうと思っても、開封日を忘れてしまうことは多いもの。開封日を記録しておくと、使用期限内で使い切りやすくなるでしょう。容器に直接書くのが気になる場合は、マスキングテープに開封日を書いて貼ったり、カレンダーなどに記録したりするのも手です。

まとめ

医薬品医療機器等法によって、未開封で3年以上品質が安定する製品には表示義務が定められていない化粧品の使用期限。しかし、品質が無期限に保たれるというわけではありません。アイテムごとの使用期限目安を把握しつつ保管方法・使い方に気をつかうことが、お気に入りの化粧品を毎日心地よく使い続けるコツです。愛用のコスメを最後まで心置きなく使えるよう、今日からちょっとしたことを意識してみてください。