美容成分の定番ともいえる「セラミド」は、注目の成分「ライスパワー®No.11」にも深く関わっていることをご存じでしょうか。この記事ではセラミドについておさらいした後、話題の「ライスパワー®No.11」との関係を解説。美肌に欠かせない成分の特徴とともに、エイジングケアにおけるスキンケアのポイントもご紹介します。ワンランク上の美肌を目指したい方や、加齢とともにスキンケアを見直したいと思っている方は必見です。
※この記事での「エイジングケア」とは、年齢に応じたケアを指します
セラミドとは?
セラミドは、肌のバリア機能を守るために欠かせない成分。外部刺激から肌を守り、水分蒸発を防ぐ角層内の細胞間脂質に含まれ、肌の水分を保持する役割を担っています。
細胞間脂質内のセラミドが不足すると肌の水分保持能が低下し、乾燥だけでなくハリの低下やシワ・たるみの原因に。バリア機能が弱まると紫外線・摩擦などの外的刺激も受けやすくなり、さまざまな肌悩みにつながってしまいます。セラミドは、エイジング悩みをはじめとするあらゆる肌トラブルを防ぐために重要といえるでしょう。
なお、セラミドには天然セラミド、ヒト型セラミド、植物性セラミド、類似セラミドの種類があり、それぞれの特徴は下記の通りです。
天然セラミド(ビオセラミド、セレブロシドなど)
哺乳類の動物由来のセラミド。肌への親和性が高く、高い保湿力が期待できる
ヒト型(バイオ)セラミド(セラミドNG、セラミドAGなど)
ヒトの肌に存在するセラミドと構造を似せて、酵母などから作られたもの。保湿力や角層への浸透力に優れている
植物性セラミド(コメヌカスフィンゴ糖脂質など)
米ぬかなどの植物から抽出されたもの。ヒトの肌に存在するセラミドとは構造が異なるため、天然・ヒト型セラミドに比べると浸透力はやや劣るが、保湿力は期待できる
類似セラミド(ヘキサデシロキシPGヒドロキシエチルヘキサデカナミドなど)
合成類似セラミドとも呼ばれる、セラミドに似せて化学的に合成されたセラミド。安価だが、天然・ヒト型に比べて保湿力は劣る
保湿力や浸透力を重視するなら、天然セラミドやヒト型セラミドがおすすめです。スキンケアアイテムを選ぶ際はパッケージやHPの説明を確認し、どんなセラミドが配合されているかまでチェックしてみましょう。
「ライスパワー®No.11」の効果とセラミドとの関係
最近話題の「ライスパワー®No.11」は、実はセラミドと密接な関係がある成分。「ライスパワー®No.11」の効果と、セラミドとの関係を解説します。
セラミドの産生を促し、皮膚水分保持能を改善する「ライスパワー®No.11」
日本人になじみ深い米を、麹(こうじ)菌などの微生物の力で発酵・熟成させて作られた「ライスパワーエキス」には、効能が異なるさまざまな種類があります。その中でも「ライスパワー®No.11」は、日本で初めて「皮膚水分保持能の改善」という効能効果の承認をえた有効成分として知られています。
角層の底にある基底層まで浸透し、肌内部のセラミドの産生を促すことで、肌の水分保持能を改善する仕組み。セラミドを自ら生み出す力が高まるため、バリア機能が高まるとともに、使い続けることで肌のターンオーバーも整いやすくなります。
進化させた「ライスパワー®No.11+(プラス)」にも注目
さらに、ライスパワー®No.11を進化させた「ライスパワー®No.11+(プラス)」にも注目。セラミドの産生を促すライスパワー®No.11の効果に加え、角層内の天然保湿因子(NMF)と表皮のヒアルロン酸の産生までも高める効果が期待できます。
さらに、表皮の深部にある基底層と肌のハリや弾力を保つ真皮に存在するコラーゲンの分解を防ぎ、増加させる効果も。水分保持能を高めるだけでなく、シワの改善効果もあることが認められています。
エイジングケアにおけるスキンケアのポイント
エイジングケアの大きな味方になる「ライスパワー®No.11」や「ライスパワー®No.11+(プラス)」ですが、より健やかな肌を保つためにはスキンケアの方法を見直すことも大切です。普段のお手入れで意識したい、ちょっとしたポイントをお伝えします。
何よりも保湿を重視
乾燥があらゆる肌悩みの元凶になることは、エイジングケアにおいても同様。初めは単なる肌のかさつきで留まっていても、放っておくと小ジワやハリの低下、さらにはシワやたるみなどにつながってしまいます。
スキンケアアイテムは、適量をしっかり使うことを心がけましょう。化粧水だけで終わらせず、乳液やクリームでしっかりとうるおいにフタをすることも忘れずに。肌の状態に応じてライスパワー®No.11+プラスが配合された美容液などを選び、集中的にケアするのもおすすめです。
摩擦に注意
肌に摩擦が生じると乾燥やハリの低下、シミやシワの増加につながってしまう恐れがあります。スキンケアの際には、どのタイミングでも肌を擦らないように注意しましょう。
特に気をつけたいクレンジング・洗顔時はもちろん、化粧水などをなじませるときも要注意。強い力でのパッティングも控え、肌を包み込むようにやさしくハンドプレスしましょう。どのアイテムも使用量が少ないと摩擦が起きやすくなるので、適量もしくは少し多めの量を使うことも有効です。
365日の紫外線対策
紫外線は乾燥やシミ、シワなど、あらゆる肌悩みを引き起こします。UVケアはどの年代でも必要ですが、エイジングケアを意識するなら特に欠かさないようにしましょう。紫外線は天気や季節に関わらず地上に届くので、年間を通した対策が必要です。日やけ止めはもちろん日傘や帽子などの小物も活用すると、効率よくケアできます。
まとめ
肌のバリア機能を守り、うるおいを保持するために欠かせないセラミド。セラミドそのものを補うのもよいですが、乾燥をはじめとするエイジング悩みを対策したいなら、セラミドの産生を促す「ライスパワー®No.11」「ライスパワー®No.11+(プラス)」もおすすめです。特にシワ改善も叶う「ライスパワー®No.11+(プラス)」は、年齢を重ねた肌にもぴったり。高機能な成分に頼り、賢くエイジングケアしていきましょう。