日やけ止め乳液なら保湿もUVケアもできて一石二鳥!使うべき理由や役割を解説

日やけ止め乳液なら保湿もUVケアもできて一石二鳥!使うべき理由や役割を解説

朝のスキンケアを時短したい、つい日やけ止めを塗るのを忘れてしまう、あれこれ塗り重ねるのは面倒・・・そんな悩みを抱えている方にぴったりなのが「日やけ止め乳液」です。今回は、一石二鳥なアイテム・日やけ止め乳液のメリットから選び方や使い方のポイントまで解説。まだ使ったことがない方は、ぜひこの機会に手に取ってみてください。

日やけ止め乳液とは?特徴やメリット

日やけ止め乳液なら保湿もUVケアもできて一石二鳥!使うべき理由や役割を解説

日やけ止め乳液なら保湿もUVケアもできて一石二鳥!使うべき理由や役割を解説

「日やけ止め乳液」とはその名の通り、日やけ止め機能がついた朝用の乳液のこと。紫外線による乾燥や日焼けを防ぎつつ、肌に水分と油分をバランスよく補えます。

1本2役なので、スキンケアの時短にも大活躍。たくさん重ね塗りするのが苦手な方や、日やけ止めを塗り忘れてしまう方にもおすすめです。

紫外線カットの数値や配合されている美容成分はさまざまで、中には化粧下地の効果を兼ねたものも。肌質や理想の仕上がり、シーンに応じて選べる幅が広いのも魅力のひとつです。

日やけ止め乳液の選び方

選択肢が豊富な日やけ止め乳液は、日やけ止めとして・乳液として、どちらの機能も果たせるものを選びたいところ。チェックしておきたいポイントを見ていきましょう

シーンに合わせたSPF・PAの数値をチェック

まずは、紫外線を防ぐ指標となる数値を確認します。SPFは「UVB(紫外線B波)による肌の炎症を防止できる時間」を示し、数値が高いほど肌の炎症を長く防げます。PAは「UVA(紫外線A波)が肌に侵入するのをどれだけ強力に防げるかを示す指標」で、「+」の数が多いほどUVAを強力に防げます。

とくにSPFについては数字が大きいほどよいと思われがちですが、その分肌への負担も増えます。シーンや出先の環境に合わせたSPF・PA値のものを使うようにしましょう。普段使いにはSPF30・PA+++程度、炎天下でのレジャーにはSPF50・PA++++ほどが適しています。

下地兼用タイプなら、メイクも時短できる

化粧下地としての機能を備えた日やけ止め乳液も多く販売されています。化粧水の後に使えば、ファンデーションまでの時間が大幅に短縮できますよ。

通常の化粧下地と同様、色補整ができるものやパール入りでツヤ肌に仕上がるものなど、特徴もいろいろ。ファンデーションとの相性も考えながら、理想的なものを見つけましょう。

肌質や悩みに合った成分が入っていると◎

肌質や悩みに合うスキンケア成分が含まれているとさらにベター。主な肌質や肌悩みごとに、おすすめの成分を列挙します。

・乾燥肌
アミノ酸類・ヒアルロン酸Na・セラミドなどの高保湿成分

・オイリー肌、混合肌
ビタミンC誘導体・ハマメリス(葉)エキス・ノバラエキスなどの収れん(引き締め)成分、酸化亜鉛・塩化Alなどの皮脂吸着成分

・年齢肌(エイジングケア※)
レチノール・FG・コラーゲン・エラスチンなどのハリ成分
※年齢に応じたケア

・美白
コウジ酸・ビタミンC誘導体・アルブチン・プラセンタエキス・エラグ酸・リノール酸・ルシノール・トラネキサム酸などの美白有効成分(医薬部外品)

なお、「しっとり」「さっぱり」などのタイプ別に販売されていることもありますが、保湿効果に大きな差はなし。質感の好みで選んで差し支えありません。

敏感肌ならUVカット剤をチェック。落としやすさにも注目を

敏感肌の方は、紫外線防止剤の種類を確認しましょう。紫外線を防止する成分には、主に「紫外線吸収剤」と「紫外線散乱剤」の2種類があります。
・紫外線吸収剤:メトキシケイヒ酸エチルヘキシル、パラアミノ安息香酸など
紫外線を一度肌に取り込み、熱エネルギーなどに変換して紫外線の影響を防ぎます。

・紫外線散乱剤:酸化チタンや酸化亜鉛など
「ノンケミカル」とも呼ばれ、肌の上で紫外線を物理的に跳ね返してUVカットします。

吸収剤は白浮きやきしみが起きにくく、汗でくずれにくいというメリットがある一方、紫外線を一度肌に取り込むというメカニズム上、敏感肌には刺激になることも。心配な方は、紫外線散乱剤を使用したタイプを選ぶのがおすすめです。吸収剤と散乱剤を組み合わせたハイブリッドタイプもあるので、特徴を見ながら選んでみてください。パッチテストを行うのも忘れずに!

また、敏感肌の方は落としやすいものを選ぶのも大切。落とすときに強い力がかかると肌への負担が増すので、石けんで落とせる商品なども候補に入れてみてはいかがでしょうか。

日やけ止め乳液の使い方

最後に、日やけ止め乳液を使うときのポイントをお伝えします。

5点置きにしてから伸ばし、紫外線が当たる箇所は重ね塗り

日やけ止め乳液に限ったことではありませんが、スキンケアアイテムはムラなく塗布することが大切。一度手の甲に出してから額・両ほほ・鼻・あごの5点に置き、内から外に広げるように伸ばしましょう。

指先でちょこちょこ塗るのではなく、指全体を使って広げていくとムラを防ぎやすくなります。摩擦が起きないよう、やさしい力加減で行いましょう。

顔の中でもとくに紫外線が当たりやすい頬骨の高い位置には、最後に重ね塗りを。顔だけでなく首からデコルテにまでなじませるのがおすすめです。

夏だけではなく、年間を通して使う

紫外線は季節や天気に関係なく降り注いでいるので、年間を通した対策が大切です。

波長が長く真皮層にまで到達するUVA(紫外線A波)、波長が短く肌表面にダメージを与えやすいUVB(紫外線B波)ともに、紫外線量は4月~8月がピーク。量や強さはやわらぐものの、ほかの月でもゼロにはなりません。

曇りでも雨でも地上に届き、とくにUVAは窓ガラスも通過すると言われています。室内で過ごす日も、スキンケアの一環として積極的に日やけ止め乳液を使いましょう。

まとめ

保湿とUVケアが同時にできる日やけ止め乳液は、時短にもなるとても便利なアイテム。肌悩みにアプローチできたり、化粧下地にもなったりと、うれしい機能が満載です。成分や特徴を加味して選び、乾燥と紫外線を賢く防ぎましょう。