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いつの時代も「ツヤ肌」支持派は多いもの。でも、ツヤ肌とテカリの違いがわからない、ツヤ肌にしたつもりでもテカリに見えてしまう・・・といった悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。

今回は、ツヤ肌とテカリの違いを解説するとともに、トレンドのナチュラルなツヤ肌をつくるテクニックをご紹介。ポイントを押さえて、ヘルシーなツヤ肌を手に入れましょう。

「ツヤ肌」とは?テカリとの違い

「ツヤ肌」とは?テカリとの違い

「ツヤ肌」とは?テカリとの違い

一見同じように思えるツヤ肌とテカリ。違いを見極めるポイントは、水分・油分のバランスとツヤ(テカリ)の部位です。

水分と油分のバランスが適切なら自然なツヤに見え、手で触れてもべたつかず「しっとり」する程度。しかし、油分(皮脂)が過剰に分泌されると肌表面に浮いてしまい、テカリに見えてしまいます。見た目だけでなく、べたつきも気になる場合がほとんど。

また、部位によってもツヤではなくテカリに見えてしまいます。Tゾーンのみに皮脂がわずかに出ている程度では「ツヤ」に見えますが、顔全体に皮脂が多いと「テカリ」の印象を持たれやすいでしょう。とくに小鼻・鼻と口の間・目の周りなどの皮脂が多いと、テカリに見られがちです。

トレンドはナチュラルなツヤ肌!メイクのポイント

まだまだ続く「ツヤ肌」ブームですが、いまの主流はナチュラルなツヤ肌。素肌感のある、やりすぎない仕上がりがトレンドです。いくつかのポイントを押さえて、今っぽいツヤ肌を作りましょう。

厚塗り厳禁!ツヤ肌を作るベースメイクのコツ

ナチュラルなツヤ肌を作るために、厚塗りは厳禁。下地から丁寧に作りこむことが大切です。どの工程でも、薄く均一につけることを心掛けましょう。

化粧下地でツヤと明るさを仕込む

まずは下地で土台を整えます。白浮きせず、自然とトーンアップした印象に仕上がる色の下地を選びましょう。質感はうるおい感のあるもの、微細なパールが配合されたものがおすすめです。

ファンデーションはリキッドやクッションタイプがおすすめ

ファンデーションのタイプは、ツヤ・うるおいを補えるリキッドやクッションが適しています。製品にもよりますが、パウダーファンデーションはどちらかというとマットになりやすいのであまりおすすめしません。

つけすぎに注意して、薄く均一になじませましょう。リキッドの場合は、手やスポンジよりもブラシでつけるとツヤ感が出ます。

ツヤ感のあるフェイスパウダーで仕上げる

ツヤ肌仕上げだからといって、フェイスパウダーを一切使わないとテカリ・崩れの原因に。下地とファンデーションで作ったツヤを消さないためには、選び方と使い方がポイントです。

細かなパールが配合されたもの、しっとりとした保湿系のフェイスパウダーを選びましょう。固形状のプレストタイプはマットになりやすいので、粉状のルースタイプをブラシでつけるのがおすすめです。

フェイスパウダーを付けるとかさついてしまう乾燥肌の方は、皮脂がテカリに見えてしまいがちなTゾーンにだけ使うのもあり。肌の状態に応じて使いこなしましょう。

ハイライトを重ねてさらにツヤ感アップ!

下地・ファンデ・フェイスパウダーの選び方や使い方でもツヤ肌を作れますが、ワンランク上を目指すならハイライトもプラスして。

額・鼻筋・目の下・上唇の上・あご先に、ピンポイントで入れるのがコツです。広く入れすぎるとテカリに見えたり、顔が膨張して見えたりするので注意しましょう。

マスク着用時は、フェイスパウダーとキープミストを活用

ツヤ肌にしたいけれど、マスクにつきそうで抵抗がある・・・なんて方も多いのでは?

ファンデーションの後にフェイスパウダーをしっかりつけることで、マスクへの付着を軽減できます。先述の通り、パール入りや保湿成分配合のルースパウダーを選び、マスクが当たる部分にしっかり重ねます。「質感はサラサラ、見た目はツヤ」な状態にすれば、マスクでもツヤ肌メイクを楽しめますよ。

また、最後はキープミストなどを使いましょう。質感を変えずにメイクがぴたっと密着して、ツヤ肌を長時間キープできます。

肌のツヤがなくなる原因は?

メイクで作れるとはいえ、叶うものなら自然なツヤがほしいですよね。最後に、肌のツヤがなくなる原因と対策方法について簡単に解説します。

肌の乾燥

みずみずしくうるおった肌は、光を反射するのでツヤが出ます。つまり乾燥すると光を反射できず、肌が暗く見えてしまうのです。

キメも乱れやすくなるため、ツヤ肌に乾燥は大敵。あらゆる肌トラブルを防ぐためにも、十分に保湿しましょう。

加齢による変化

人によるものの、40代を過ぎたころから肌のうるおいやハリ・ツヤは減少していきます。原因はさまざまですが、関係していると考えられるのは加齢に伴う糖化・光老化・ホルモンバランスの乱れなど。

今まではとくに気にならなかったのに、年齢を重ねるとともにツヤが減ってきたと感じる場合は、エイジングケア・インナーケアに力を入れましょう。

※エイジングケアとは、年齢に応じたケア

紫外線の影響

紫外線を浴びると活性酸素が発生し、肌のハリやうるおいに欠かせないコラーゲン・エラスチンを分解する酵素の産生を促します。結果、肌が乾燥したりシミができたり、たるみやシワにつながることも。

乾燥するとツヤも減少し、日焼け・シミができれば肌が暗く見えます。また、シワやたるみがあると顔に影ができるので、ツヤが失われる原因に。天気に関係なく、年間を通して紫外線対策をしましょう。

生活習慣

生活習慣も、肌に大きな影響を与えます。睡眠が不足すると肌のダメージを回復する成長ホルモンの分泌が減り、ターンオーバーが乱れがちに。運動不足も血行不良につながるので、無理のない範囲で適度に動くようにしましょう。

また、とくに見直したいのが食生活。栄養バランスのとれた食事をベースに、不足しがちな栄養素を補ってみてください。

なかでもタンパク質やビタミンA・C・Eが不足すると、肌や髪のツヤが減少します。ぜひ意識して食事にプラスしましょう。また加齢によるツヤ不足には、大豆イソフラボンを取り入れるのもおすすめです。

まとめ

ツヤとテカリは紙一重ですが、違いは水分・油分のバランスや部位、量。ベースメイクを工夫しながら日常生活にも気を配ると、ナチュラルなツヤ肌への道がひらけます。肌本来のうるおいを活かしながら、トレンドのツヤ肌を手に入れましょう。