

毎日何気なくチェックしているSNS。情報を得たり、人とつながれたりする便利なツールである一方、なんとなく疲れる、他人と比べてしまって落ち込む……そんな経験をしたことはありませんか。近年では「デジタル疲労」「SNS疲れ」という言葉が広まっており、肌あれやくすみ、たるみといった肌トラブルとつながっている可能性も懸念されています。そこで今回は、デジタル機器やSNSの利用が心や体、そして肌にどんな影響をあたえるのかを解説。上手に付き合うためのヒントもご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
現代人に増えている
「デジタル疲労」「SNS疲れ」とは?


いわゆる「デジタル疲労」とは、視聴覚から多くのデジタル情報を同時処理することで生じる疲労のこと。中でもSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)の過剰な利用やそれによって生じるストレスのことを、「SNS疲れ」と表現することもあります。
最近では、常にスマホを手元に置いて寝る直前まで使ったり、テレビを見ながらスマホを観たり、常にパソコンやモニターの前に座っていたりと、“デジタル漬け”状態の方も少なくないでしょう。さらにSNSのフィードやタイムラインに次々と流れてくるのは、他者のハイライトとも言える投稿の数々。知らず知らずのうちに自分と比べてしまい、劣等感や焦りを覚えることが続くと、徐々にストレスが蓄積してしまいます。また頭痛や肩こりなど、デジタル疲労・SNS疲れのサインが体に現れることも珍しくありません。
しかし、スマホやSNSは日常に溶け込んでいるぶん、心身のストレスを感じているかを自分で判断するのは意外と難しいもの。下記に当てはまる項目がないかチェックしてみましょう。
<精神的なストレス>
◻︎自分と他人を比較して落ち込んでしまう
◻︎いいね数やフォロワー数が気になり、投稿にプレッシャーを感じる
◻︎SNSが気になって仕事や勉強に身が入らない
<体の症状>
◻︎肩や首がこっている
◻︎寝不足や寝つきの悪さを感じる
◻︎ドライアイに悩んでいる
<デジタル機器の使用状況>
◻︎スマホが常に手放せず、時間があればすぐにSNSを見てしまう
◻︎複数のデジタル機器を同時に使い続けることが多い
◻︎スマホやパソコンを、休憩を挟まず1時間以上使用し続けている
ひとつでも当てはまる項目があったら、あなたもデジタル疲労・SNS疲れに陥っている可能性があるかもしれません。これからお伝えする内容も参考に、デジタル機器との付き合い方を見直してみてください。
デジタル疲労・SNS疲れで加速しうる肌トラブル
「デジタル疲労」「SNS疲れ」と聞くと、精神的なストレスや体の症状をイメージしがち。しかし近年、肌状態にも影響をあたえることが明らかになってきています。デジタル疲労・SNS疲れで加速する可能性がある、代表的な肌トラブルとその仕組みを見ていきましょう。
コルチゾールの過剰分泌による肌のゆらぎやニキビ・肌あれ、たるみ
デジタル機器の使用やSNSの利用によるものに限らず、ストレスを感じると副腎皮質から分泌される「コルチゾール」というホルモンの量が増加。「ストレスホルモン」とも呼ばれるこのホルモンは、皮脂の分泌量を増やしてバリア機能を低下させ、コラーゲンやエラスチンの合成を抑制することがわかっています。
バリア機能が弱まった肌は水分を保ちにくくなり、乾燥しやすくなると同時にデリケートな状態に。さらに皮脂量も増えることで、ニキビや肌あれが起きやすくなってしまいます。コラーゲン・エラスチンの生成量が減ると、肌のハリ・弾力が低下してたるみにもつながってしまうのです。
ブルーライトを浴びることによるシミやしわ
紫外線と同じように、ブルーライトも約1時間浴びると色素沈着の原因になるとされています。また酸化ダメージが増加し、シミやしわといったエイジングサインの一因に。さらにブルーライトは体内時計を乱すことも知られており、睡眠の質が低下することによって間接的に肌あれやくすみなどの肌トラブルにつながります。
スマホを使う姿勢によるたるみ・くすみ
デジタル機器の中でも、特にスマホを使う場合は猫背・うつむき姿勢になりがちです。このような姿勢は首やあごまわりの筋肉に負担がかかり、血行が滞ってむくみやすい状態に。むくみが重力にひっぱられて下垂した状態が続くと、たるみに変化してしまうという仕組みです。また、血行が滞ると肌の血色も悪くなり、肌がどんよりとくすんで見えてしまうこともあるでしょう。
心・体・肌を守るための、
デジタル疲労・SNS疲れ対策
デジタル疲労・SNS疲れを対策することは、心・体・肌を守ることにつながります。いきなり距離を置くのは難しくても、少しずつ付き合い方を見直してみましょう。
スマホを見る時間を意識する
根本的な対策として最も有効なのは、スマホなどのデジタル機器の利用時間を意図的にコントロールすることです。スクリーンタイムの記録機能を活用してどれだけ使っているかを把握したり、1日のSNS閲覧時間に上限を設けたりするだけでも、心に余白が生まれるでしょう。スマホやパソコンを観る代わりに読書をする、あえて何もしない時間を大切にするなど、デジタルデトックスの時間を意識的に設けてみてください。
睡眠前はスマホを控える
ブルーライトは睡眠ホルモン・メラトニンの分泌を抑制するため、夜寝る前のスマホ習慣は特に見直したいところ。眠りにつく1〜2時間前にはスマホを手放し、照明を暖色系に切り替えて寝る体制を整えましょう。
他人と比べない気持ちを持つ
SNS上の投稿は、あくまでもその人の生活の一部分であり、フィルターがかかった「ハイライト」です。見ているものがその人の全てではないと意識し、同時に「他人は他人、自分は自分」というスタンスを大事にしましょう。自分にとって心地よいアカウントだけをフォローするなど、SNSとの距離感を自分でデザインすることも大切です。
「心を整える習慣」としてスキンケアを丁寧に
朝晩に行うスキンケアを、スマホから離れて自分自身に向き合える時間として有効活用してみましょう。好きなテクスチャーや香りの基礎化粧品を選び、鏡の前でゆっくりと肌に触れながらケアする時間は、心身ともにリラックスできる貴重なひとときです。デジタル機器やSNSの利用で疲れがちな心を整えるデジタルデトックスの「儀式」として、スキンケアを丁寧に行う習慣を取り入れてみてください。


