保湿はエイジングケアの基本。
保湿をマスターして美しい肌に

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スキンケアの基本はとにかく保湿です。エイジングケアでは一層、保湿が重要になってきます。目指すべき肌は適度な水分量を保ち、ふっくらと弾力のある肌を目指しましょう。

保湿はエイジングケアの基本!保湿の効果について

エイジングケアにおいて、保湿はなぜ重要なのでしょうか。肌の水分量の維持と弾力性は、美容面だけでなく皮膚の機能という点においても、とても大切です。皮膚の本来の働きであるバリア機能が十分に作用し、外部からの刺激をシャットダウンするためには、角質層に適度な水分が含まれていることが重要です。しかし、皮膚が乾燥して角質層の表面がざらつき、肌荒れの状態になると、そのすき間から様々な刺激物が簡単に入ってきてしまいます。結果、肌トラブルとなるのです。

内側から乾いたインナードライ状態の場合、まずは肌本来の機能であるバリア機能を十分に発揮させるために保湿を徹底的におこない、肌のうるおいを保つことに専念すべきです。

正しい保湿はキメのある肌を導く

キメのある肌とは、うるおい、なめらかさ、ハリ、弾力、血色の良さをすべて満たしている状態です。キメは表皮に刻まれた細かい溝である皮溝と、皮溝と皮溝の間に挟まれた、少し盛り上がっている皮丘で成り立っています。キメが細かい肌とは、皮溝が整っていて皮丘がふっくらしている状態をいいます。毛穴の大小もキメに関係しているのです。
キメの細かい状態も、やはり角質層のうるおいが重要になります。

正しい保湿はキメのある肌を導く

エイジングケア化粧品で保湿をするにはどうしたらいいの?

保湿のできるエイジングケア化粧品にはどんなものがあるでしょうか。保湿のスキンケアは、保湿成分の入った化粧品を塗ることだけではありません。少しでも肌荒れを感じるようであれば保湿中心のケアにし、改善したら美白やシミ、シワ対策のスキンケアをおこなうなど、常に肌の状態を確かめることが大切です。

保湿への第一歩…クレンジング・洗顔

クレンジングも洗顔も、保湿の一環であることを覚えておきましょう。
クレンジングの目的はメイクそのものと、メイクに付着した油性の汚れを落とすことです。昨今、クレンジングと洗顔が一度にできるものも多く出ていますが、基本的にクレンジング剤はメイクの成分を落とすものです。皮脂や汚れを落とすことを目的にした洗顔料とは全く別のものなので、エイジングケア世代には特に面倒くさがらずにそれぞれきちんと分けて行いたいものです。

クレンジングは洗い流すタイプがおすすめです。ふき取りタイプは皮膚をこすることになり、角質に小さな傷ができてしまうことも考えられます。洗い流すタイプも、もちろん優しく、が鉄則です。メイクの濃さによってクレンジング剤を変えるのもよいでしょう。軽めのメイクの時にはジェルタイプ、しっかりメイクの時や、マスカラやアイライナーは、オイルタイプを、必ず乾いた手、乾いた顔で使います。

肌を清潔に保つ…洗顔

顔をついゴシゴシと洗っていませんか?実は、洗顔料の効力は、強くこすろうが優しく洗おうが変わらないのです。よい洗顔は泡立ちがよく、こすらずに皮膚や汚れを除去できるものです。皮脂に付いたホコリや過剰な皮脂をそのまま残しておくと、酸化して皮膚に有害な物質に変化し、肌荒れの原因になります。肌を傷つけずに、清潔に保つ洗顔をこころがけましょう。

肌を整える…化粧水

肌をみずみずしく整えるという点では、化粧水は使用感のみで選んでよいと思いますが、エイジングケアの場合は自分に必要な美肌効果のある化粧水を選びたいもの。
ニキビ、シミ、シワ、毛穴のたるみにオールマイティーに効くビタミンC誘導体は、やはりおすすめです。またオウゴンエキス、リコピン、グレープシードエキスなどの各種植物エキスは、抗酸化作用があります。どれも水溶性で水に配合した方が安定性が高まる成分なので、化粧水で使う方が効果的といえます。アミノ酸、ヒアルロン酸、コラーゲンなどの保湿成分は、美容液の方が高濃度に配合していることが多いので、確認してみましょう。

有効成分を肌に補給する…美容液

保湿目的なら、保水力にすぐれたセラミド、先に述べたヒアルロン酸、コラーゲンがおすすめです。肌に合う保湿美容液が見つかったら、むやみに使い分けはしないようにしましょう。季節ごとに変える必要もありませんし、量で調節すればよいでしょう。肌に浸透しやすいよう、ナノカプセル化したり、成分が長く肌にとどまるよう工夫されているものもあります。

水分を保持する…乳液

乳液では、セラミドなどの保湿成分が配合されたものがおすすめです。エイジングケアといっても、30代までは皮脂の分泌量も十分なので、必要以上の油分は与えない方がよい場合もありますので、油分をあまり多く含まない軽めの乳液を選ぶ方がよいかもしれません。

水分の蒸発を防ぐ…クリーム

油分の補給が目的なら、敏感肌用のシンプルなものがよいでしょう。特別な美容効果を目的とするなら、シワにはレチノール、シミには油溶性甘草エキスがおすすめです。レチノールはビタミンAの一種で、線維芽細胞に働きかけてコラーゲンを増やしてくれます。油溶性甘草エキスは美白成分で、抗炎症作用を併せ持っています。

保湿のできるエイジングケア化粧品の選び方

自分肌の状態を常に確かめていく大切さは先にお伝えしたとおりですが、保湿を目的としたエイジングケア化粧品を選ぶ時も、肌のコンディションは必ずチェックしましょう。化粧品の中には、「○○を解消する」「○○を予防する」などと、謳っている成分が入ったものがあります。これらは機能性化粧品と呼ばれ、エイジングケアで目的とされる美白やシミ、シワなどを改善していきます。しかし肌が荒れていたらそこは我慢し保湿重視のスキンケアにしていきましょう。機能性化粧品は、保湿重視のスキンケアとは異なり積極的に皮膚に働きかけます。場合によっては一時的に皮膚がカサついたり、荒れたりすることもあるので注意が必要です。

あれもこれも解消したいとよくばらず、目的は一つに絞りましょう。万が一肌トラブルがあった時に、原因が特定できないためです。選んだ化粧品の成分の知識を持つことも大事です。成分に関する正しい知識を持つことで、起こりうる肌のトラブルを予測できることにもなります。

エイジングケア化粧品で保湿をするにはどうしたらいいの?

肌の老化を少しでも止めるには、肌を乾燥させない、肌のバリア機能を保つ、紫外線対策をおこなうことが三大ポイントです。保湿重視の時期、目的重視の時期とスキンケアのタイミングをみきわめ、効率的な保湿ケアをおこないましょう!

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