敏感肌に必要なスキンケアは?
感覚刺激対策には、保湿重視のスキンケア
                感覚刺激を受けている患者さんを診察する場合、
                まず、どんなタイミングでそれが起こっているかを聞きます。
                具体的には、季節や月経の周期などです。
                次に、皮膚の状態を観察します。
                軽くカサカサしている状態なのか、
                またはカサカサしていると思い込んでいるけれど皮脂の分泌が多くなっている脂漏性皮膚炎か、
                などを見極めます。
                この2つの症状の方には、共に「スキンケアで保湿を重視しましょう」とアドバイスします。
                
              

「水を溜めこむ」&「保護」に対応する化粧品を選びましょう
                敏感状態にある患者さんに、皮膚科医が基本的に薦めるのは、「アレルギーを起こしにくい」、
                そして「刺激が少ない」化粧品です。
                ただ、そのような化粧品は、「あらゆるものを除いた=“レス”した」ものなので、
                すべての方がそれを使うべきだとは、私は考えていません。
                特に、かゆみやピリピリという感覚刺激は、体の中にある神経を伸ばしてしまう因子と、
                それを押さえる因子のバランスの乱れによっておこるものです。
                その押さえる因子をサポートする成分が入っている化粧品を選ぶのも一法ですが、
                いわゆる“レス”した化粧品には、そのような成分は入っていないため、対策とはなりません。
                
                では、どんな化粧品を選べばいいのでしょうか。
                敏感状態にある場合、低下してしまったバリア機能を正常に戻すスキンケアを行うことをお薦めします。
                そのためには、「水を溜めこむ」、
                そして「肌を保護する」働きのある化粧品を選ぶのがポイントだと言えるでしょう。
                
              

