人には話しにくいデリケートゾーンのトラブル。
デリケートゾーンのかゆみ。
これって病気?
              
                デリケートゾーンの悩みを、初診から皮膚科医に相談する人は皆無です。
                ほかの病気で何回か診察するうちに、
                最後に「実は…」と打ち明けられたり、相談されるというパターンが多いですね。
                
                皮膚全体には症状が出ていないのにかゆみがある場合、
                「皮膚掻痒症(ひふそうようしょう)」という病気の可能性があります。
                糖尿病や肝臓の患者さんや、透析を受けている人に多いと言われています。
                いっぽう、一部分だけかゆくなるのは、「限局性皮膚掻痒症」といい、大部分が陰部に症状が出ます。
                ここは、本来は乾燥せず、皮脂の分泌が豊富な部分ですから、
                皮脂分泌の異常でかゆみが出ていることが多く見受けられます。
                また女性の場合は、生理周期に影響される場合も少なくありません。
                気になる場合は、早めに医師にご相談することをお薦めします。
                
                
              
お手入れは
「場所に適した洗浄料で清潔に」
              
                実は、顔や体はしっかり洗うが、陰部は石鹸を使ってはいけない、
                という考え方を持っている人が少なくありません。
                でもそれは、古い考え方。
                きちんと清潔にしているほうが、細菌の繁殖なども防げますし、病気の予防にも繋がります。
                ただごしごし洗っていいか、というと、もちろんそうではありません。
                適した洗浄剤を使って力を入れずに丁寧に洗うことで、
                かゆみやピリピリ感といった症状の軽減に役立つと思います。
                
              



