肌荒れ時のスキンケアのポイントとは?肌荒れの予防方法も紹介

肌荒れ時のスキンケアのポイントとは?肌荒れの予防方法も紹介

肌荒れに悩む方は、スキンケアと生活の両方を見直すことが大切です。また、肌トラブルの種類に合わせてスキンケアを変えることもポイント。肌の状態は人それぞれのため、自分に合ったスキンケアを見つけましょう。そこで今回は、肌荒れの原因や対策について、詳しくご紹介します。

スキンケア見直すべき…?肌荒れの種類とその原因

肌荒れ時のスキンケアのポイントとは?肌荒れの予防方法も紹介

肌荒れ時のスキンケアのポイントとは?肌荒れの予防方法も紹介

スキンケアを見直す前に、肌荒れの種類とその原因を詳しくみていきましょう。

肌が乾燥する

肌のカサつきやつっぱり感は、乾燥が原因です。肌の乾燥は肌の水分や油分が不足している証拠。また、間違ったスキンケアや水分の摂取不足、空気の乾燥などで引き起こされます。

ニキビ、吹き出物ができる

ニキビは思春期にできるもの、吹き出物は大人になってからできるものといわれていますが、両者に明確な違いはありません。どちらも、医学的には「尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう)」と呼ばれます。

ニキビや吹き出物の原因は、肌のバリア機能の低下や毛穴の皮脂づまり、アクネ菌の増殖などです。十分に皮脂汚れを落とせていなかったり、乾燥を放置したりすると、ニキビや吹き出物ができやすくなります。

肌が敏感

肌の赤みやヒリつき、かゆみなどが起こりやすい場合は、敏感肌の可能性があります。肌の乾燥や加齢の影響、肌の弾力を保つコラーゲンの減少など、さまざまな原因が考えられます。加齢を防ぐことはできませんが、そのほかの原因には対処が可能です。

肌荒れのときにスキンケアで注意すべきポイント

肌荒れ時のスキンケアのポイントとは?肌荒れの予防方法も紹介

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それでは、肌荒れが起きているときのスキンケアで注意すべきポイントについて、詳しくみていきましょう。

肌が乾燥する

肌が乾燥している方は、日々の保湿ケアを徹底しましょう。保湿ケアの目的は、肌がみずからうるおう力を生かすために、肌のバリア機能をサポートすることです。肌は、外側から表皮、真皮、皮下組織で構成されています。このうち、肌の保湿力に関係しているのが、表皮の中でもっとも外側にある角層です。

間違ったスキンケアで角層が傷ついたり、空気の乾燥でバリア機能が低下したりすることで、肌が乾燥します。そこで、肌の水分と油分に似た働きのある成分を肌に与えることで、肌の保湿力とバリア機能をサポートするのが保湿ケアです。

洗顔後は、肌のバリア機能が低下して乾燥しやすくなっています。化粧水や乳液を顔全体に使うだけではなく、特に乾燥しやすいところにクリームを重ねましょう。

化粧水は、ヒアルロン酸やセラミドなどの保湿成分が含まれているものがおすすめです。

ニキビ、吹き出物ができる

ニキビ、吹き出物ができている場合は、やさしく洗顔しましょう。皮脂を落とすために洗浄力が強い洗顔料でゴシゴシ洗うと、肌が傷つきます。また、ニキビが刺激されて炎症が強くなる恐れもあるでしょう。

また、ニキビや吹き出物は、皮脂がつまった毛穴にアクネ菌が増えることで起こるため、メイクを控えめにすることも大切です。メイクに含まれる油分が毛穴につまることで、ニキビや吹き出物の原因になる可能性があります。

肌が敏感

肌が敏感な原因は、乾燥やストレス、睡眠不足などが原因で肌のバリア機能が低下していることです。まずは、保湿効果の高いスキンケアアイテムで、肌のバリア機能を整えましょう。ただし、化粧水や乳液が肌に刺激を与える場合もあります。

敏感肌にも使える低刺激のスキンケアアイテムを使いましょう。また、日焼け止めで紫外線対策することも大切です。

肌荒れを予防するスキンケアとは?

肌荒れ時のスキンケアのポイントとは?肌荒れの予防方法も紹介

肌荒れ時のスキンケアのポイントとは?肌荒れの予防方法も紹介

肌荒れを未然に防ぐために、次のスキンケアと生活を習慣づけましょう。

肌のバリア機能を整える

肌のバリア機能が乱れている状態で、摩擦や紫外線、乾燥などの影響を受けると、ますます肌トラブルのリスクが高まります。こまめに保湿ケアをして、肌のバリア機能を整えましょう。メイク直しのときにも化粧水で保湿ケアすることが大切です。

そして、肌のターンオーバーを整えるために、栄養バランスのとれた食生活も心がけましょう。肌のターンオーバーとは、角層のうちもっとも外側にある古い角層細胞がはがれ落ちて、新しい角層細胞へと置き換わることです。

ターンオーバーが正常に起きていることで、肌の保湿力とバリア機能を保てます。正常なターンオーバーには、さまざまな栄養が欠かせないため、栄養バランスの優れた食事を1日3食規則正しくとることが大切です。

ターンオーバーを正常化させる

ターンオーバーを正常化させるには、脳下垂体から分泌される成長ホルモンを不足させないことが大切です。成長ホルモンは、睡眠に入った約3時間後に分泌量がピークを迎えるといわれています。

夜ふかしは、ターンオーバーが乱れる原因です。また、ストレスを増やして皮脂の分泌を促すことでニキビや吹き出物のリスクを高めます。ターンオーバーの正常化を目指す場合は、夜ふかしのほか、無理なダイエットにも注意しましょう。

無理なダイエットは、栄養不足やストレスなどによって肌荒れのリスクを高めます。

スキンケア

洗顔や保湿ケア、紫外線対策を見直すことが大切です。洗顔では、弾力のある泡でやさしく洗いましょう。肌を摩擦すると、乾燥やくすみのリスクが高まります。そして、洗顔後やメイクの前は、化粧水や乳液で入念に保湿ケアしましょう。

また、日焼け止めで紫外線をシャットアウトすることもポイントです。紫外線には、肌の奥まで到達して弾力成分を破壊するUVAと、肌の表面に炎症を引き起こすUVBがあります。日焼け止めのSPFはUVBによる影響をどれだけ引き延ばせるか、PAはUVAをどれだけ防げるかを示します。

屋外での軽いスポーツではSPF30、PA+++、炎天下でのレジャーやマリンスポーツではSPF50+、PA++++程度のものを選びましょう。また、日焼け止めは汗で流れ落ちるため、こまめに塗り直すことが大切です。

まとめ

肌荒れを改善するには、日々のスキンケアを見直すことが大切です。肌のバリア機能や保湿力を補うために、化粧水や乳液で保湿ケアを徹底しましょう。また、十分な睡眠や栄養バランスのとれた食事、ストレス解消など、身体の内側からのケアも必要です。スキンケアと生活の両方を見直して、健やかな肌を目指しましょう。