成分ポリシー

私たちは、常に安全性を最優先に考えると共に、
環境への影響や社会倫理面への配慮も含め、
使用成分を選定し、製品の開発に取り組んでいます。

私たちの製品を安心してご使用いただくため、
製品に含まれる成分に対する疑問にお答えします。

成分一覧

アルキル硫酸塩

成分について

アルキル硫酸塩は、界面活性剤の一種で、水と一緒に使用すると泡立ち、油を水に溶かす性質があります。
洗浄剤に配合して、水と汚れを混ぜ合わせ洗い流せるようにすることで、肌や髪を清浄にする働きがあります。
アルキル硫酸塩は高濃度で使用すると肌へ刺激を与える可能性がありますが、製品で使用する場合には安全性に問題ないことを確認しています。
また、発がん性に関して懸念の声はありますが、明確な科学的証拠はなく、国際機関や各国専門機関の発がん性物質のリストにも含まれておりません。

配合ポリシーについて

私たちが使用しているアルキル硫酸塩は、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウレス硫酸ナトリウムです。
コーセーの安全性基準に準じ、頭皮や肌への刺激を起こさない最小量で、主に洗い流すタイプの製品に使用しています。
また、原料品質の保持のために微量に使用している場合もあります。

香料

成分について

香料には複数の精油や化学物質が含まれており、一部の成分にはアレルギーや刺激を起こすことが懸念されています。

配合ポリシーについて

私たちは、各国・地域の法規制を遵守するとともに、国際香粧品香料協会(IFRA)スタンダードとコーセーの安全性基準に準じて香料を評価し、安全性の確認された香料を製品に使用しています。
また、香料に関する各国・地域の法規制や安全性に関する最新情報を入手・検証し、製品開発を実施しています。
なお、お客様のご要望に合わせ無香料の製品もご提供しています。

紫外線吸収剤

成分について

紫外線防止剤は、皮膚に有害な紫外線を効率よく防ぐために化粧品に配合される成分で、「紫外線吸収剤」と「紫外線散乱剤」の二種類に大別されます。
このうち「紫外線吸収剤」は、紫外線を選択的に吸収して、有害な紫外線による日やけなどの皮膚への影響を防ぎ、また紫外線による化粧品の品質劣化を防止します。
特定の紫外線吸収剤は、内分泌かく乱物質との疑念があるとして調査が行われております。また、海洋中のサンゴへの影響が議論されており、アメリカ合衆国ハワイ州など一部の国・地域で販売や使用が禁止されました。

配合ポリシーについて

私たちは、各国・地域の法規制を遵守するとともに、コーセーの安全性基準に準じて各紫外線吸収剤を評価し、安全性の確認された紫外線吸収剤を製品に使用しています。
また、紫外線吸収剤の安全性や環境への影響に関する最新情報を入手・検証し、製品開発を実施しています。
なお、お客様のご要望に合わせ紫外線吸収剤フリーの日やけ止め製品もご提供しています。

BHT(ジブチルヒドロキシトルエン)

成分について

BHTは、製品の酸化を防ぐための安定化剤の一種です。
BHTには内分泌かく乱特性に関連する懸念があるとして調査が行われております。

配合ポリシーについて

私たちは、各国・地域の法規制を遵守するとともに、コーセーの安全性基準に準じて、製品の品質保持に必要な場合に最小量を使用しています。

シリコーン

成分について

シリコーンは、合成ポリマーで、ヘアコンディショニングや使用感の向上のために配合しています。
シリコーンは安全性の高い成分です。
特殊なシリコーン以外は、シャンプーで落ちますので、髪に付着して残り続けることはありません。
一方、一部のシリコーンは環境中に残留することが指摘されていますが、長期的な影響は明らかになっていません。

配合ポリシーについて

私たちは、コーセーの安全性基準に準じ、環境負荷を最小限に抑えることを考慮して、シリコーンを使用しています。
なお、お客様のご要望に合わせ、ノンシリコーンの頭髪用製品もご提供しています。

タルク

成分について

タルクは、鉱物の一種で、含水ケイ酸マグネシウムが主成分の粉体で、なめらかさや伸び拡がりのほか吸着性にも優れています。 タルクには発がん性のあるアスベストが不純物として含まれることが懸念されます。

配合ポリシーについて

私たちは、アスベストを含まない純度の高いタルクを選定し、製品に使用しています。

タール色素

成分について

タール色素は、合成着色料の一種で、各種高彩度の色調成分であり、鮮明なメイクアップ効果を出すために主にメイク製品に配合しています。
一部のタール色素には発がん性物質が不純物として含まれてくる懸念があります。

配合ポリシーについて

私たちは、各国・地域の法規制と業界自主基準を遵守するとともに、コーセーの安全性基準に準じてタール色素を評価し、適切な濃度で製品に使用しています。
また、色素に関する最新情報を入手・検証し、製品開発を実施しています。

パーム油

成分について

パーム油は、アブラヤシから得られる油で、これから出来るグリセリンや脂肪酸、およびそれらの化合物は様々な用途で化粧品に使用されています。
アブラヤシのプランテーション開発においては、熱帯雨林の破壊や人権面での問題が指摘されています。

配合ポリシーについて

私たちは、持続可能なパーム油のための円卓会議(RSPO)に加盟し、サステナブルなパーム油の調達を目指して取り組んでいます。

BHA(ブチルヒドロキシアニソール)

成分について

BHAは、製品の酸化を防ぐための安定化剤の一種です。
BHAは発がん性があるとして、国際機関の発がん性物質のリストに収載されています。

配合ポリシーについて

コーセーの安全性基準に準じて、BHAは使用していません。

フタル酸エステル

成分について

フタル酸エステルは、プラスチックの可塑剤として使用されます。
フタル酸エステルは、内分泌かく乱物資の懸念があります。

配合ポリシーについて

私たちは、製品中にフタル酸エステルを使用していません。
また、容器から製品中に混入しないように、適切な容器素材の選定を行っています。

不純物

成分について

不純物の中には、発がん性物質やアレルギーを起こす物質があります。
化学合成で作られた成分は、製造過程で生じる不純物を最終的に精製することにより不純物を低レベルに管理することができます。
また、天然由来成分は供給源を精査することで一定のレベルに管理することができます。

配合ポリシーについて

私たちは、使用する原料を評価し、自社の管理基準を設定することで、製品中に含まれる重金属、アクリルアミド、ホルムアルデド、ジエタノールアミン、1,4-ジオキサン、アスベスト、有機溶媒などの不純物濃度をできるだけ低くしています。
また、常に不純物に関する各国・地域の法規制や安全性に関する最新情報を入手・検証し、製品開発を実施しています。

防腐剤

成分について

防腐剤は、化粧品が開封されてから使い切るまで、衛生的な品質を維持するために配合しています。
防腐剤には肌への刺激が懸念されることがあります。
また、特定の防腐剤は、アレルギー反応や、内分泌かく乱作用、発がん性などの懸念があるとして調査が行われております。

配合ポリシーについて

私たちは、各国・地域の法規制を遵守するとともに、コーセーの安全性基準に準じた各防腐剤の評価と、微生物の増殖を防ぐ処方開発を実施し、安全性の確認がされた防腐剤を最小量製品に使用しています。
また、コーセーの安全性基準に準じ、安全性が確認されたパラベン類(主にメチルパラベン・エチルパラベン)、フェノキシエタノールの他、安息香酸類、サリチル酸類、ソルビン酸類、デヒドロ酢酸類、クロルフェネシンのみを使用しています。
コーセーの安全性基準に合致しないホルムアルデヒド遊離型防腐剤、トリクロサン、メチルイソチアゾリノン/メチルクロロイソチアゾリノン、フェノールは使用していません。
なお、お客様のご要望に合わせパラベンフリーの製品や防腐剤フリーの製品も提供しています。

マイクロプラスチックビーズ

成分について

マイクロプラスチックビーズは、5mm以下のプラスチック粒子の一種で、角質除去や洗浄の目的でスクラブ剤としてふき取り化粧品及び洗い流し化粧品に配合されます。
マイクロプラスチックビーズは、製品の使用により河川や海に放出されることによる環境負荷が懸念されています。
長期的な影響は明らかになっていませんが、アメリカ合衆国を始めとする各国・各地域で配合が禁止されています。

配合ポリシーについて

2018年1月以降、ふき取り化粧品及び洗い流し化粧品にマイクロプラスチックビーズを使用していません。
またマイクロプラスチックビーズに限らず、マイクロプラスチックに関する各国・地域の法規制に関する動向を注視し、将来を見据え、迅速な対応が出来る様に準備を進めています。

ワセリン

成分について

ワセリンは、ペースト状の炭化水素油で、保湿効果があります。
ワセリンには発がん性のある不純物が含まれている懸念がありました。
現在では、高度に精製されたワセリンはそのような不純物を含まない安全な物質として知られています。

配合ポリシーについて

私たちは、人体に有害な成分を極力取り除いた高純度のワセリンを使用しています。