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2014.01.24

町田樹選手へのインタビュー

フィギュアは“舞台芸術”です。

全日本選手権2位、そして、日本代表入りという見事な成績を収めた翌日。
メイクルームにてインタビューに応じてくださいました。「この演技で全てが決まるという時のプレッシャーにどのように対応しているのですか」と伺うと、「会場を舞台と考えます。舞台芸術を皆さんに届けるという気持ちで滑ると緊張しないんです。勝負と思わないようにする感覚です。逆に練習の時は勝負を考え、ライバルを強く意識しながらやってますよ」と頭を切り替えながら挑むことを教えてくださいました。
その語り口は、落ち着いた知性的な雰囲気でありながら、温かみのある素敵なものでした。普段から哲学的なコメントの多い町田選手の趣味のひとつが、読書。
東野圭吾さんと海堂尊さんの小説が特に大好きで、さらに哲学書、新書、エッセイ集など様々なジャンルの本を読むそうです。「文学の世界に入っているときは、スケートの事を忘れられるのでリフレッシュになります」と答えるときの表情は、関西大学文学部に在籍する一人の大学生としての穏やかなものでした。

選手・振り付け・演出。1人3役。

今回のエキシビションの見所を伺いました。「今日はXmasイヴです。僕の好きな白夜行というドラマでは主人公がイヴの夜に命を落とします。そのドラマの世界観、1人の女性のために愛を貫くような強さを表現しました」。
驚くことに、振り付けをはじめ衣装、ライティングという総ての演出を町田選手一人でこなされたそうです。まさに町田樹という舞台芸術の総合監督のようです。
ちなみに町田選手が愛を貫きたいと思うような女性のタイプを伺いました。「昔からずっと女優のMさんです。僕を律してくれそうな感じがします」と迷い無く告白してくださいました。

一日一日を大切に生きる。

最後にフィギュアファンの皆様にメッセージを、とお願いすると。
「とにかく今はショートとフリーの2つのプログラムにさらなる磨きをかけていきたいです。一日一日を大切に生きて努力して、晴れ舞台を思いっきり楽しみたいです」と一言一言、真摯に語ってくださいました。
そして「代表入りできなかった選手の分まで、全ての選手に想いを馳せて挑みます」と。その時の気迫は、気高き魂が、選手としてまた氷上の芸術家として、最高の演技を約束すると誓っているようでした。