乾燥なんかでもう悩まない! クリームで徹底保湿を叶えよう!

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「肌がカサカサしてメイクのりが悪い」「目元のちりめんジワが気になる」「肌が粉っぽくなって皮がむける」など、エテルナ世代にとって乾燥は常に悩みの種。今回は、乾燥からさよならできる、クリームの徹底保湿ケアを伝授します。

クリームと保湿の関係について知っておこう!

●保湿の必要性

そもそも肌が潤っている状態をキープできていれば、乾燥することはありません。角層の水分を守っている主な保湿物質に「皮脂膜、天然保湿因子(NMF)、角質細胞間資質」があります。これら3つがバランスよく機能することで、肌はいつも潤った状態を維持できます。しかし、さまざまな要因によって保湿物質の働きが弱まると、角層は水分をキープできなくなり乾燥状態に。そこで必要となってくるのが、化粧品による保湿ケアです。

●クリームの種類と役割

スキンケア製品のなかでも、保湿機能に優れているクリーム。通常、水分に比べて油分の配合率が高いクリームは、“水分の蒸発を防ぐ”といった肌の皮脂膜に近い働きをします。例えば、革製品に上質のオイルを塗ると表面がツヤツヤと輝くように、肌のなめらかさやつややかさの向上にクリームは欠かせないアイテムなのです。
最近では、肌に油分を補う保湿目的に加え、若々しさや美白ケアなど、さまざまな美容効果を目的とした機能性の高いクリームも増えています。朝・夜といった使用時に合わせて成分の配合バランスを調整したり、春夏・秋冬と季節ごとにテクスチャーの違いを出したりと、その使い心地や目的は多種多様となっています。

顔とボディ両方の保湿を叶えてくれるクリームって?

●肌状態&部位別 おすすめのクリームを徹底解析

クリームといえばフェイス用と思われがちですが、目元用、ボディ用、かかと用、手・爪用、髪用などさまざまな種類があります。顔とボディでは、皮脂腺の大きさも違えば、角質の厚さも異なるので、肌の状態やボディの部位別にどんなクリームを選ぶべきか解説していきます。

フェイス編)

【なめらかなツヤ感が欲しい肌、乾燥しやすい肌に】

うるおい効果の高いセラミドやヒアルロン酸、天然保湿因子(NMF)、アミノ酸、コエンザイムQ10などが含まれたクリームがおすすめです。

【部分的な乾燥やシワに悩んでいる肌に】

潤い効果に加え、ピンとしたハリや弾力感をもたらす保湿クリームや機能性の高いクリームを乾燥の気になる部分に重ねましょう。コラーゲンやアスタキサンチン、レチノールなどを配合した美容コンディションを整えるクリームがおすすめです。 フェイスラインをキュッと引き締めるように密着し、弾むようなハリとツヤをあたえるルシェリ リフトグロウ クリームなら、目元や口元の乾燥もしっかりケアします。

【くすみやシミが気になる肌に】

ビタミンC誘導体、トラネキサム酸、コウジ酸、アルブチンなどが配合されているクリームを使ってみましょう。日中は紫外線を防ぐ日焼け止めクリームも忘れずに。

ボディ編)

【ボディのカサつきに】

体は顔に比べて皮脂腺が少ないので、顔用クリームよりも油分の少ないボディ用クリームを選びます。また、体の部位によっても皮脂の分泌量が違うので、部位ごとにクリームの種類や量を変えて心地いい潤い感をキープしましょう。

◎胸や背中は皮脂量が比較的多い部位。軽めのクリームや乳液タイプのボディクリームが使いやすいでしょう。

◎手足は皮脂腺が少ない部位なので、季節によってはカサカサと粉を吹くことも。油分を適度に含むボディクリームを塗りましょう。肘や太ももなども丁寧に塗っていきます。

◎かかとは皮脂腺が少なく角質が厚くなりやすい部位。かかとのガサガサに悩まされているエテルナ世代の方も多いのではないでしょうか。入浴後、角質を柔軟にしてから尿素配合クリームをしっかり塗り込んで保湿ケアをしましょう。

◎手や爪は、専用のクリームがおすすめです。特に手は水仕事などであかぎれやひびができることもあります。手荒れがひどい場合は薬用ハンドクリームを選びましょう。手肌の乾燥を防ぐには、シアバター、ホホバオイルなどの植物性オイルや、セラミド、ヒアルロン酸などのうるおい成分が入ったハンドクリームを選ぶといいでしょう。爪も乾燥するので、丁寧なケアが必要です。ハンド&ネイルクリームを使えば美しい指先をキープできます。

◎髪も肌やボディ同様、乾燥に悩まされる部分。特に毛先はパサパサになってスタイリングがきまりにくい方も多いでしょう。うるおい成分が含まれたヘアクリームを両手になじませてからパサつきやすい部分にもむようになじませます。クリームを使うと髪が重たく感じるというときは、ミルクタイプやスプレー式を選びましょう。乾いた髪になじませるより少し湿った状態で使うと、より髪のコンディションを整えてくれます。

●赤ちゃんにも使える優しいクリーム

肌が敏感な方はできるだけ刺激の少ないクリームを選びたいものです。赤ちゃんでも使える優しさ重視のクリームは、肌の弱い方にも安心して使える低刺激性タイプが多く、セラミドやスクワランなどのうるおい成分や、厳選された天然ビタミン、ホホバオイルなどの植物性成分を含んだものもあります。無添加など配合成分にこだわりのあるクリームもあるので、自分の肌にあった一品を見つけましょう。 クリームをなじませるときは、清潔な手のひらで少し温めてから優しくすべらせるように塗っていくのがコツです。使用後、かゆみや赤みなどの症状を感じたらすぐに使用をやめて専門家に相談しましょう。また、新生児への保湿ケアは専門家の指示にしたがってください。

こんなとき、保湿クリームはどう使えばよい?

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●クリームの上手な使い方やコツ、注意点などをお伝えします。

【乾燥肌や敏感肌の方に】

生活環境の急激な変化や過度なストレスなどで、お肌のコンディションが急に悪くなる方が近年増えているそうです。乾燥と同時に痒みをともなう場合は、早めに皮膚科を受診してください。 乾燥がひどい肌や敏感肌の方は、しみたりヒリヒリしない低刺激性のクリームで水分の蒸発を防ぐケアを重点的に行いましょう。肌が弱っているときは、できるだけシンプルなケアを心がけてください。

【日焼け後の肌に】

日焼けをして赤くほてった肌は、ちょっとした刺激にも過敏に反応します。まずは炎症を抑えることを最優先に、乾燥を防ぐ保湿ケアを徹底的に行いましょう。グリチルリチン酸などのお肌の調子を整える成分が入った低刺激性の化粧水で水分を普段よりたっぷり与え、肌の様子を見ながらアミノ酸やセラミドなどのうるおい成分配合のクリームを顔全体に塗りましょう。肌が乾いてきたら、さらに化粧水とクリームを重ねて集中的に保湿ケアを行います。日焼け後は、お肌の調子を整える→保湿ケアで乾燥を防ぐ→美白ケアでシミを予防する、といった流れを忘れないようにしましょう。炎症が治まらない場合は、すぐに皮膚科を受診しましょう。

【脱毛後のケア】

脱毛をするタイミングは体が温まっているお風呂上がりがおすすめです。処理後は、脱毛による肌の刺激を抑えるために冷たいタオルなどでクールダウンさせます。しばらくしたら、肌に優しいボディ用クリームを少量なじませ保湿ケアを行いましょう。脱毛の自己処理は肌へのダメージにつながるので、生理前や風邪気味といった体調が悪いときは控えるのが無難です。

【メイクの上から】

クリームは肌のツヤ感づくりに欠かせないアイテムです。化粧直しのとき、メイクの上からクリームを少量指先にとって、頬骨の高い部分からこめかみ辺りにトントントンを軽くなじませて。上からパウダーで軽く押さえれば、肌になめらかなツヤ感が生まれます。乾燥を防ぐ潤いケアとしても。

【夏場にべたつかせず使うコツ】

暑い時期はべたつきが気になるし、化粧崩れしやすいからクリームは使いたくない、という声を耳にします。とはいえ、エアコンによる乾燥を防ぐにはクリームでの保湿ケアは必須。そこでクリームのべたつきをおさえるちょっとしたコツを伝授します。
クリームを肌に塗ったら、仕上げに両手で顔を包み込むようになじませて、べたつきが残る場合はティッシュで軽く押さえましょう。クリームが肌にきちんとなじんでいれば、化粧崩れやべたつきも解消されます。

まとめ

クリームは美肌づくりの基本である保湿ケアに欠かせない優秀アイテム。自分にあったクリームを見つけて丁寧なケアを行いましょう。

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