体の中からスキンケア!
アスタキサンチンってどういいの?

2016-07-25

コスメやサプリメントで見かける成分「アスタキサンチン」。名前は聞いたことあるけれど、よく知らない…という人も多いのでは?実は、美容に絶大なパワーがあるのです。特にアンチエイジング対策に興味のあるアラフォー・アラフィフ世代は注目です。

優れた抗酸化パワーをもつ赤い美容成分・アスタキサンチン

アスタキサンチンは、自然界に存在する、天然の赤い色素。サケ、カニ、エビなどの海洋生物が、紫外線の悪影響から身を守るために多く含まれています。

アスタキサンチンの、もっとも注目すべき効能が「抗酸化作用」です。肌の衰えの大きな原因となるのが「一重項酸素」という活性酸素。紫外線を浴びて一重項酸素が増えると、コラーゲンが変性して肌のハリや弾力が失われ、シワやたるみを引き起こしてしまいます。アスタキサンチンは、優れた抗酸化パワーで、一重項酸素を除去する効果が極めて高い「アンチエイジング」成分なのです。

また、アスタキサンチンには体内にとりこんだ糖が脂肪に代わるのを抑える働きもあり、ダイエットにもよいといわれています。

アスタキサンチンが豊富な「鮭」でエイジレスな美肌に

アスタキサンチンがダントツに含まれているのが鮭。川の上流で生まれて海を回遊し、再び川をのぼって卵を産む鮭は、ほかの魚よりも運動量の大きい魚です。

稚魚の段階では色がありませんが、川をのぼるときに活性酸素を体内に生み出し、筋肉にダメージを及ぼしてしまうため、エビやカニを食べてアスタキサンチンを蓄えて赤く変化します。鮭は身を守るためにたっぷりとアスタキサンチンをチャージしているのです。まさにエイジレスな美肌づくりに役立つ「抗酸化フィッシュ」!

皮の部分にもアスタキサンチンが多く含まれているので、残さずに食べるのがおすすめです。

薬膳においてもハリのあるたるみしらずの「弾力肌」を育む鮭パワー

わたしは薬膳アテンダントとして日常の生活の中で、手軽に取り入れられる薬膳を提案しています。薬膳というと、生薬を使った食事をイメージしがちですが、必ずしもそうではありません。薬膳の基本となる中医学(中国の伝統医学)では、昔から「食事で体調を整える」という考え方があります。わたしたちが普段から食べている魚や肉、野菜にも十分薬効があるのです。

そんな薬膳の世界においても、鮭は美肌にとてもおすすめ。肌の新陳代謝をアップして、ハリのある「弾力肌」をつくると言われており、たるみ改善やリフトアップに役立つ魚です。鮭は若々しい美肌づくりに欠かせない、まさに食べる「肌活性化コスメ」なんです。

ハリのあるプリプリの肌を目指す薬膳レシピ
「鮭の美肌ちゃんちゃん焼き風」

そんな美容にうれしい鮭を使った、美肌薬膳レシピをご紹介しましょう。

薬膳において、鮭と同様に肌の新陳代謝を高め「弾力肌」をつくる効果がパワフルな野菜である「きゃべつ」「しめじ」「ナガイモ」をプラス。相乗効果で、さらにプリプリのエイジレスな弾力肌を目指せます。

<材料(2人分)>

生鮭の切り身  2切れ
玉ねぎ(薄切り) 1/2個
キャベツ(ざく切り)  1/4個
しめじ(根元を切り、ほぐす)  1/2個
ナガイモ(皮をむき、半月切り)  5cm
パプリカ(薄切り)   1/2個

(味噌、マヨネーズ 各大さじ2、酒、しょうゆ 各大さじ1、みりん 大さじ1/2)
バター 5g
サラダ油、塩、こしょう 適量

<作り方>

①フライパンに油を熱し、塩、こしょうをふった鮭を入れて両面を焼く。
②①の鮭の上にすべての野菜をのせて、混ぜ合わせたAを回し入れてふたをして、弱火にして約10分蒸し焼きにする。
③②に、バターを入れて溶かす。

マイルドな「味噌マヨだれ」が、からんだ鮭、そして野菜は、コクうまな美味しさ。ごはんもすすみます。フライパンで手軽に作れるので、ぜひトライしてみてくださいね。

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専門家

薬膳アテンダント/All About「美容食・インナービューティー」ガイド

池田陽子さん

立教大学卒業後、雑誌編集者を経て、国立北京中医薬大学日本校に入学し、国際中医薬膳師資格取得。どんな忙しいひとでもできる薬膳的食養生を「ゆる薬膳。」として提案。日本各地の食材を薬膳的観点から紹介する活動も展開。「全日本さば連合会」にて「サバジェンヌ」としても活動中。