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第三者意見

株式会社インテグレックス 代表取締役社長秋山 をね 氏

慶應義塾大学経済学部卒業。ファイナンス修士。2001年に、SRI(社会責任投資)およびCSRの推進を行う株式会社インテグレックスを設立、代表取締役に就任。

1. 評価したい点

今回、同社にとって重要なCSR課題を選定し、グループの「CSR重要活動指標一覧」として、活動テーマや中期目標をまとめました。本年のCSRレポートでは、策定された重要課題の6つの項目に沿って、年間の活動実績が報告されています。課題の洗い出しや目標の策定には、CSRの担当部門だけでなく、さまざまな部門の多くの社員が参加しており、作成のプロセス自体が、社内へのCSRの意識付けと各部門の実際の行動につながるCSR活動ともいえ、高く評価できます。
レポート冒頭のトップメッセージからは、創業者の想いが、「美しい知恵 人へ、地球へ。」「正しきことに従う心」として、今も脈々と受け継がれていることが感じられます。
「Close up」で紹介されているプロジェクトは、どちらもコーセーらしい活動といえます。今年で7年目を迎える「SAVE the BLUEプロジェクト」は、活動範囲がアジア11カ国へと広がり、社員、顧客、販売店が一緒に取り組むことで、環境保全への啓発にもつながっています。ブランドの「瑠璃色」と、「美しい海」を次世代につなげるというコンセプトがマッチし、まさに「美しい知恵 人へ、地球へ。」を体現しているといえるでしょう。
他の活動については、重要課題のトップに、「安心・安全」を掲げて、グループ全体での商品・サービスの品質保証の強化に努めており、「スマイルデータシステム」の活用など顧客とのコミュニケーションを重視して、顧客視点での改善を図っています。また、生産部門全体での省エネ化の推進や、販売数量の多い商品のパッケージ見直しによる環境負荷の低減等、バリューチェーン全体での省エネ・省資源に取り組んでいます。

2. 期待したい点

「CSR重要活動指標一覧」を作成し、従来の活動を「見える化」したことで、CSRに体系的に取り組む新たな一歩を踏み出したといえますが、今後大切なのは、策定した目標に向けて着実に行動していくことです。それぞれの活動テーマについて、具体的な行動計画を立てて実行し、活動実績を検証・評価して、それに基づく次年度のアクションプランと共に報告すると、目標達成への方向性がより明確になると共に、活動のPDCAが回り、継続的な取り組みにつながります。
取り組むべき重要課題は、相互に関連し、一部門だけで完結するものではありません。各課題の関係性も考えながら、部門間での情報共有や連携を図りつつ活動を進めていくことが求められます。そのためにも、CSRに取り組むそもそもの目的ともいえる「企業理念を実現する」という想いを社内で共有することが重要です。今後も、グループ全体にCSRという横串を通し、「正しきことに従う心」で、コーセーグループとして、「美しい知恵 人へ、地球へ。」を実現する活動を展開されていくことを期待します。

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